AEWが開催するPPVや注目のショーに、WWEが後からショーをぶつける…。2019年にAEWが旗揚げして以降、度々見かける光景です。
先日開催されたAEWのPPV・Double or Nothingは非常に評判の良いショーになりましたが、WWEはその裏でNXT・Battlegroundを開催。また、現地7月12日にAEWがAll Inテキサス大会を開催することが発表されている状態で、WWEはSaturday Night’s Main Eventを開催し、翌13日に女性選手限定PLE・Evolution2を開催することを決断しました。意図的に仕掛けられたプロレス戦争なのは明白です。
Double or Nothing終了後の記者会見で、AEWトニー・カーン社長は「1980年代にジム・クロケット・プロモーションズがWWEと戦って以来、こんなのは見たことがない」と発言。WWEとの激しい戦いへの対抗心を語っていました。
レスリング・オブザーバーのブライアン・アルバレスによれば、WWEは今後も「AEW潰し」を継続。2025年内に少なくとも2回、AEWとの「直接対決」を意図的に仕掛けるそうです。下半期も激しい戦いは続くでしょう。
WWEもAEWも、PPVの評判は上々です。お互いの魅力を最大限に提供するショーを開催し合うことによってプロレス界のレベルも上がりますし、この戦争による好影響があるのもまた事実。AEWは厳しい立場で戦うことになりますが、なんとか跳ね返してほしいところです。

【AEW】トニー・カーン社長がWWEによる徹底的な AEW対策を語る。「こんなのを見るのは久しぶりだ。負けないよ」
2019年にAEWが旗揚げしてから、WWEは徹底的にAEWをマークし、対策を取ってきました。 重要な人材がAEWはへ流出することを避けるための好条件長期契約、AEWのPPVや番組収...
(Wrestling Observer, Inside The Ropes)
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