先日開催されたAEWのメキシコ大会Grand Slamのメインイベントは、Death Ridersを中心としたヒール軍とThe Oppsを中心としたベビーフェイス軍によるオールスター10人タッグマッチ。そこに、最近何かと話題のザ・ビースト・モルトスも出場しました。
モルトスは、司法試験に合格して弁護士になること、メルセデス・モネとの交際が明らかになったこと…なと、リングの外側でもポジティブな話題を生み出しています。リング上でのスキルも絶品。彼はクラウディオ・カスタニョーリの代役としてヒール軍に加わり、ファンを沸かせました。
しかし、彼の出場は「特例」により実現したものでした。
.@BeastMortos RULES! #AEWGrandSlamMexico #AEWDynamite pic.twitter.com/1XorcAC59D
— TDE Wrestling (@tde_gif) June 19, 2025
彼は2008年から2011年にCMLLで活動していた時期があるものの、2011年にAAAへ移籍。CMLL在籍中にAAAのトライアウトを受けていたことを、CMLLは快く思っていませんでした。モルトス自身も「CMLL時代は楽しくなかった」と語っており、こうした背景もあって彼とCMLLの関係は悪化していたのです。
そして、今回のメキシコ大会Grand SlamはAEWとCMLLのパートナーシップによって実現した大会。本来であれば、彼の出場は絶望的でした。
しかし、ルチャ・リブレに詳しいCubs Fanによれば、モルトスがメキシコ入りしていたこと、クラウディオの代役が必要な事情から、AEWとCMLLの関係者の間で調整が行われ、「特例」として彼の出場が実現したのだそうです。
複雑な思いを持っているであろうアレナ・メヒコのリングに立ち、AEWの一員としてファンを沸かせたモルトス。AEW入団前にブラック・トーラスとして活躍していた頃のパフォーマンスを考えれば、AEWではまだ真価を発揮できていないと言えるかもしれません。今後も評価を上げ続ければ、次回のメキシコ大会で重要な役割を与えられる可能性も十分にあるでしょう。
(SESCOOPS)
あわせて読みたい

