現地7月12日に開催されるSaturday Night’s Main Eventでゴールドバーグの挑戦を受けるWWE世界ヘビー級王者グンター。この試合は、2人にとってもプロレス界にとっても特別なものです。
この試合は、プロレス界の超大物として注目を集めてきたゴールドバーグの引退試合となります。WCWやWWEで絶対的強者として活躍した彼も58歳。身体のコンディションも万全ではありませんが、今できることを最大限にやり、有終の美を飾ろうとしています。
そんな彼の相手を務めるグンターにとって、彼は「憧れの存在」ではありませんでした。しかし、プロレス界を象徴するビッグスターの最後の相手を務めることへの誇り、喜びを感じています。
最新のインタビューで、グンターはゴールドバーグの引退試合の相手を務めることについて、次のように語りました。
こういう状況でヒールをやるのは得意だし、いいシナリオだと思う。子どもの頃、ゴールドバーグを見て育った。でも今はプロだ。自分の役割は、みんなの「特別な瞬間」を奪うことにある。その葛藤が面白いよね。
今回は、ゴールドバーグが58歳という年齢ということもあって、本当にまだ戦えるのか?どんな試合になるのか?という疑問もある。ただ、この一戦は彼のラストマッチで、世界ヘビー級王座戦でもある。普段とは違う特別な状況が全部揃っている。こういう非日常な展開が自分は好きだし、パット・マカフィーとの試合の時も同じだった。
俺はどんな相手とも良い試合ができる。それがプロレスラーとしての自分の仕事だし、期待を裏切るつもりはない。色々な状況があるからこそ面白い。今回の試合も楽しみにしているよ。
正直、まさか自分がゴールドバーグの引退相手になるとは思わなかった。自分が憧れてきたレスラー像とはまったく正反対の存在だけど、この業界には色んなスタイルや価値観がある。WWEでは見た目やショーマンシップが技術以上に重視される時もある。それはそれで一つの正解だ。
ゴールドバーグについて何を言おうと、彼がこのビジネスで伝説的な存在なのは間違いない。多くの強敵を退けてきた。その最後の相手を務められるのは、自分にとっても大きなチャンスだ。リングに上がれば、それだけで注目が集まるし、この機会を得られて嬉しいよ。
(Fightful)
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