先日開催されたTNAのPPV・Slammiversaryでは、パートナーシップを結ぶWWE・NXTから参戦した選手たちの活躍が目立ちました。
トリック・ウィリアムズはジョー・ヘンドリー&マイク・サンタナを相手にTNA世界王座を防衛。また、NXT女子王者のジェイシー・ジェインはノックアウト王者マーシャ・スラモヴィッチを倒して二冠王者となりました。
北米におけるTNAの歴史上最高の観客動員を記録した記念すべきショーで、TNAのレスラーたちが大苦戦したことに、一部のファンから落胆の声が上がっています。また、Cagematchのユーザーレビューでは、ショー全体の評価が3.58と非常に低くなっています。AJスタイルズの復帰という事件があった一方で、ショー全体としてファンを満足させることはできなかったのかもしれません。
Podcast番組に出演したTNA社長カルロス・シルバは、失望したファンについて次のように語りました。
そうした声にどう応えるか? それは「分かってる、理解できるよ」と伝えることだ。それもプロレスの一部だよ。
SlammiversaryではXディビジョン王座を20歳で獲得したレオン・スレイターの件など大きなカタルシスもあったし、これから10月のBound for Gloryに向けてまた新しい盛り上がりを作っていく。
ファンのみんなが何かを感じて語り合ってくれること自体が、TNAが「価値ある存在」だという証明だよ。これからも一緒に盛り上げていきたい。
WWE殿堂入りレスラーのババ・レイ・ダッドリー(ブリー・レイ)のように、WWEとのパートナーシップによって大きな話題を得る一方でNXT勢に苦戦するTNAは今後も自立できるのか?という点に疑問を持つ人もいます。そうした意見に対し、TNAは素晴らしい試合やショーを届けることでアンサーしていく必要があるでしょう。


(Fightful)
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