2025年1月、Netflix版RAWの初回放送にサプライズ登場したハルク・ホーガンは、開催地ロサンゼルスのファンから大ブーイングを浴びました。過去の人種差別事件など、ブーイングの背景にはいくつもの理由があったとされています。
プロレス界最大のスターとして大活躍し、ポップアイコンにもなったホーガン。しかし、近年は評判を落とすような言動が多く、先日はAEWシェルトン・ベンジャミンの名前を何度も「ベンジャミン・シェルトン」と間違い、怒りを買いました。
最新のインタビューで、彼はロサンゼルスでの大ブーイングについて沈黙を破りました。自身が築いていたキャリアが今でも「関心の対象」になっていることを誇りつつ、ブーイングされることへの複雑な感情を語っています。
ジョン・シナやザ・ロックだって、ロサンゼルスでブーイングされることはあるだろう。ただ、俺の場合は「メディアの反応」が他とは違うよね。なぜか知らないけど、俺に対しては今でも注目が集まるんだよ。
俺に否定的な人たちには、もうどうすることもできない。できるのは、俺が今でも現役で、まだ前に進んでいるってことを行動で見せ続けるだけだ。25回以上の手術を受けて長く休んでいたけど、それでも「狩り」に戻ってくるのが好きなんだ。
キャラにブーイングするヤツもいるし、WWEの選手たちの中にも意見を持ってるヤツがいる。でもな、俺がニューヨークやシカゴに行けば、観客が屋根が吹っ飛ぶほど歓声を送ってくれるんだ。そんな時、そいつらの意見はどう変わるのかな。聞いてみたいもんだよ。
俺はもう「傷だらけのアザラシ」みたいなもんさ。でもそのぶん、多くの人に共感してもらえる存在でもあると思ってる。みんなそれぞれ問題を抱えてるし、過ちもある。
ブーイングされるならそれでいい。応援してくれるならそれも嬉しい。どっちでも構わない。俺はまだここにいて、まだ前に進んでる。映画『ロッキー』でも言ってたろ? 大事なのは、どれだけ殴られても立ち上がることなんだ。俺は常に「向かい風に立ち向かってる」んだよ、ブラザー。



(Inside The Ropes)
あわせて読みたい

