先日開催されたTNAのPPV・Slammiversaryに登場したWWEスーパースター、AJスタイルズ。TNAを象徴するスターだった彼の復帰は、世界中のファンを興奮させました。
本来であれば、彼はTNA時代のライバルの一人だったフランキー・カザリアンとリング上で再会する予定でした。しかし、WWEが「TNAでの試合の可能性を残す展開を避けたい」と判断し、計画は土壇場で変更に。結局、Xディビジョン王座を若干二十歳で獲得したレオン・スレイターを称賛するマイクパフォーマンスを披露するに留まりました。
AJの復帰は、誰にとってもポジティブなこと。しかし、カザリアンは、ある一点にどうしても不満を感じてしまうようです。名物番組Busted Open Radioに出演した彼は、次のように語りました。
AJがこの団体で成し遂げたことを軽視する気はない。全部見てきたし、彼が誰よりも努力したのを知っている。間違いなく歴代最高レベルのレスラーだし、「この団体を築いた顔」というのは異論の余地がないよ。
だが、今のAJはTNAにはいないんだ。俺はまだTNAにいるし、その灯りを照らすトーチを今も受け継いでいる。エリック・ヤングと俺以外で初期から残ってるヤツはいないよ。そんな中で、AJだけ大々的に祝福して現役で団体を支え続けている俺たちが脇に追いやられるのは納得できないね。
もうTNAにいないレジェンドではなく、TNAを支え続けてきた自分たちも評価されるべき…。カザリアンの言い分にも一理あります。
Slammiversaryは、全体としてファンからの評判が良かったとは言えませんでした。しかし、今後も素晴らしいショーを提供していくことで、さらにTNAロースターの評価は上がっていくはず。カザリアンには、頼れるベテランとして若手たちを牽引する活躍に期待がかかります。
(Wrestling Inc)
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