現在のWWEにおける絶対的ベビーフェイスとして大活躍中のコーディ・ローデス。一部ではヒールへの適正を評価されており、歴史的なヒールターンに期待がかかっています。
SummerSlam・二日目にジョン・シナの持つ統一王座へ挑戦するコーディは、直前のSummerSlamでシナのベビーフェイスターンに立ち会いました。一部では「信頼できない」とされるこの出来事ですが、その先に「今度は、SummerSlamでコーディがヒールターンするのでは?」という憶測も流れています。
しかし、ショー開催前のインタビューでヒールターンの可能性や「ベビーフェイスとヒールはどっちのほうが楽しい?」と質問されたコーディは、将来的なヒールターンを改めて否定。そして、ベビーフェイスへの持論を語りました。
みんな「ヒールは楽しいぞ」って言うけど、それは本当のベビーフェイスを経験したことがないからだ。ヒールは失敗しても、それをネタにできる。プロモで言葉が詰まっても、それが面白くなる。試合でも主導権を握りやすい。
でも、ファンが本当に応援してくれるベビーフェイス……みんながTシャツを着て、サインを掲げてくれる存在というのは、特別なものなんだよ。「コーディはヒールになるのか?」という声もあるが、俺はそうは思わない。もし一部の人が「コーディは俺にとってヒールだ」と思ってブーイングしても、俺が完全にヒールターンすることはないだろう。それだけファンとの絆が深いんだ。
昔はアンチヒーローやエッジの効いたキャラばかりが好まれて、ヒールは絶滅危惧種みたいになってた。今のヒールはSNSや一言コメントが抜群で、ほとんどのベビーフェイスは返しきれない。だから本当に優れたベビーフェイスは大変だし、それを維持するのはもっと難しいんだよ。
ジェイ・ウーソはその良い例だね。人気が高いし、ファンとの繋がりも強い。でもベビーフェイスはテレビでやられ役になることが多い。シナは長年、一部会場でブーイングされ、他では歓声を浴びてた。彼は唯一無二だった。今はみんなの集中力が短くて、ブーイングが始まると「そろそろターンか」と騒がれる。でも、俺はただ「アウェーゲームだな」と考えてる。今日の会場は相手側。そういう時もある。
(Fightful)
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