現地時間11月9日に開催されるAEWのPPV”Full Gear”で行われるカードが追加発表されました。日本のプロレスファンにとって、非常に興味深いカードも。
追加されたカードは次の通り。
- AEW女子王座決定戦: 里歩(c) VS さくらえみ
- AEW世界タッグ王座決定戦: SCU(c) VS ルチャ・ブラザーズ VS プライベート・パーティ
- ジョーイ・ジャネラ VS ショーン・スピアーズ with タリー・ブランチャード
注目すべきは里歩とさくらえみの師弟対決でしょう。今年7月、里歩は所属していた我闘雲舞を退団。ラストマッチは師匠さくらえみとの直接対決でした。
(試合後、)里歩は涙をこらえながら「いつも我闘雲舞は私達に幸せな時間を作ってくれました。さくらさんから13年教えていただいたものは全く無駄にはせず、これからはしっかり背負ってさくらさんが理想とするレスラーにこれから私がなっていけるようにもっともっと頑張っていきます。本当に今までこんなちっちゃい頃から教えていただいていたのでもうほんとに全然実感ないんですけど、これからは一人で胸を張ってプロレスをしてさくらさんが喜んでくれるように頑張ります。一つだけ叶えられなかったことがあって、今のメンバーでもう一度後楽園ホールで試合をすることが私にとっては夢でした。それが叶えられなくて悔しいし、申し訳ない気持ちが正直あります。でも、次みんなと会った時には、私が後楽園に立てば超満員になるような選手になれるようにこれからもっともっと頑張っていきます」と宣言。
これを聞いたさくらは「私は、里歩さんにとってのお母さんと呼ばれることがとても嫌いでした。そんな簡単なことではないし、お母さんなんて大変じゃないですか。今日はたった一人のために試合をしました。それは、里歩さんでもなく私自信のためでもなく、今日会場に来てくださってる里歩さんのお母さんです。13年間プロレスを信じて預けてくださって本当にありがとうございました。無事にお家に帰せること心からホッとしています。本当にありがとうございました」と客席のお母さんに向け頭を下げた。
そして「『あぁ、女の子って変わっていくんだな』ってことをホントに教えてもらって、ホントに感謝の気持ちでいっぱいです。……どうせ私の言うことなんて聞きやしないですよ。色んな新しい人に出会って、色んな人の声を聞いて、ホントに里歩ちゃんが言ってたんですけど『私は負けず嫌いなんで皆さんが思ってる以上の里歩を皆さんにお見せします』って言ってくれたんで、それを楽しみにしたいと思っています。我闘雲舞の収益の半分は里歩さんだったんで……ヤバい。これからがヤバイ。頑張ります(笑)」と涙を流しながら笑顔を見せた。引用: バトル・ニュース
どんな試合になるんでしょう。そしてこの師弟関係をAEWのファンは理解しているのか、試合を通して理解してくれるのか?