かつてAEW・DynamiteとWWE・NXTの間で繰り広げられたテレビ戦争「ウェンズデー・ナイト・ウォーズ」が、異なるマッチアップで実現するかもしれません。
WWEはAEWへの対抗策を年々強化しており、AEWのPPVが開催される日に「後出しで」PLEや特別番組をぶつけたり、パートナーシップを結ぶTNAをサポートすることでAEWのビジネスにダメージを与えようとしています。その影響はテレビ業界にも及ぶかもしれません。
レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーとSports Illstratedによれば、TNAがウィークリー番組Impactの新たな放映権契約を模索する中、NXTを放送するテレビ局CWが興味を持っており、番組の放送日時が「AEW・Dynamiteの裏番組」になる可能性があるそうです。
現時点で契約はまとまっていないものの、TNAは WWEのちからわかりつつ大型の放映権契約締結を狙っており、CWは絶好の相手です。NXTと同じテレビ局での番組放送により、両ブランド間のコラボレーションはグッと楽になるでしょうし、さらなる相乗効果も狙えます。
現在のAEWは、テレビだけでなくネットでの生配信も行うことで多くの視聴者を確保しています。しかし、話題性をいくらでも作ることのできるTNAが裏番組になることで、少なからず影響を受けることになるでしょう。
WWEは、今後数年間でAEWをプロレス界から排除することに力を注いでいます。TNAを利用してでもAEWを潰したい…。この契約が実現すれば、WWEにとって理想的な環境が構築されることになります。第二次ウェンズデー・ナイト・ウォーズの行方に注目です。
(Wrestling Observer)
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