WWE色の強いショーの開催が話題のAAA。メキシコでCMLLとしのぎを削る団体にとってWWEによる買収はプラスに働くのか、それとも…。
メキシコの市場開拓、優秀なルチャドールの獲得を目的にAAAを買収したWWE。先日開催されたAAAの年間最大興行Triplemaniaのバックステージで、WWE社長ニック・カーンはレスラーやスタッフは「我々は、AAAから主導権を奪うことはない」と語りかけました。
しかし、Fightfulによれば、 AAA内部にはニックの発言に対して懐疑的な意見があるようです。多くのAAA関係者が「WWEは今年の買収でAAAに確固たる旗を立てた」とみなしており、Triplemaniaでその影響力が明確になったと考えているのだとか。
Triplemaniaにはドミニク・ミステリオやエル・グランデ・アメリカーノなどWWEスーパースターが多数参加。WWE色が強かったのは間違いありません。
現時点で、AAA内部でWWEの影響への不満はないといいます。しかし、一部ではカーンの言葉がいつまで守られるかを不安視する声があるそうです。
買収される側の立場が弱いのは世の常。このケースはどのように転がっていくのでしょうか。
(Wrestling Inc, Fightful)
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