WWEではプロモスキルなしにトップレスラーへ上り詰めることは難しく、テレビの視聴者や観客の感情を的確に揺さぶることが求められます。
WWEの顔であるローマン・レインズは、これまでにいくつものプロモを経験してきましたが、それは彼なりの哲学に則ったものです。
ステファニー・マクマホンのPodcast番組に出演した彼は、2015年から2016年にかけて行われたThe Authorityとの抗争を振り返り、ステフが彼に対して「私を侮辱するための安い言葉」を用意したものの、その使用を拒否したことを明かしました。
変な時期だったよ。難しい状況をどう演じるかって感じだった。あの頃を見て、みんな「ブーイングされてしまう、失敗したベビーフェイスだ」って言うけど、実際は違う。
確かにある夜はそうだったけど、大半は最後には観客を味方につけてた。ファンはファンでやりたいようにやっていて、俺たちはその流れに乗らず摩擦を抱えていた。あれはすごく学びになったよ。
ポール(・ヘイマン)と組んでいた頃、彼がいろいろと案を出してくれたけど、多くは却下したり自分の形に変えたりした。安易なネタは嫌いなんだ。プロモでの安っぽい揶揄は俺には合わない。もっと知的に伝えたい。
俺はジョージア工科大学出身なんだから、街角で聞くような言葉じゃなく、自分なりの組み立てをすべきだと思ってる。ビンス・マクマホンもそういう考え方で、「もっと洗練された表現を」って言ってた。PG時代の制約もあったけど、それを自分の挑戦にしたんだ。
誰かがビールを飲んで、中指を立てて、「ケツに突っ込め」なんて言うのは簡単だろ。でも俺は違う。
(Fightful)
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