インディ団体KnokX Proで起きたレスラー馬乗り殴打事件。アングルとして行われるはずだった、MMAファイターのラジャ・ジャクソンによるレスラー サイコ・スチュ襲撃は、ラジャが本気のマウントパンチを連打した結果、警察が動くほどの事件に発展しました。
この事件の背景には、スチュが「ラジャはプロレスラーだ」と勘違いし、バックステージでビール瓶で挑発したという一件があります。これに憤慨したラジャは、一線を超えてしまったのです。
Raja Jackson, 25, son of Quinton “Rampage” Jackson, attacked wrestler Stuart Smith last night nearly killing him.
Rampage shared a statement in defense of his son. pic.twitter.com/j1WzeLRd70
— DramaAlert (@DramaAlert) August 24, 2025
SNS上では、ラジャの暴行を批判する声が圧倒的多数。一方で、WWE殿堂入りレスラーのマーク・ヘンリーのように、「酔っ払って挑発したスチュにも責任がある」とする向きもあり、ラジャの父親でMMAレジェンドのランペイジ・ジャクソンもその立場を取っています。
Instagramで、ランペイジ・ジャクソンは息子ラジャへ批判が殺到し、誹謗中傷にまで発展している状況にコメント。息子の行いを非難しつつ、スチュにも責任があると主張しました。
もう黙ってられない。低能なやつらが釣りタイトルに騙されるのを放っておけないんだ。
確かに息子はやりすぎた。俺も息子がクソみたいな対応をしたことに怒ってるよ。だがサイコ・スチュが酔ってなければ、配信中の息子の頭に「本物のビール缶」を叩きつけたりしなければ、団体側がラジャにリング上で「仕返し」をさせる必要を感じなかっただろう。
息子があの時警察に行っていればイベントは中止になり、訴えることもできた。でも息子はそこまで賢くなかった。
さらに家族が脅迫を受けている現状や、出来事が「無許可の襲撃」と誤解されていることに不満を示しました。
息子が勝手にリングに乱入してスチュをスラムし、殴打したと思ってる人間が多いけど、それは間違いだ。演出の一部だった。ただ息子がやりすぎたんだ。
スチュの謝罪を受け入れたのも、ストーリーラインに入れると言われたからだ。実際、酔ったスチュがバックステージで問題を起こしたのは今回が初めてじゃないと証言もある。
最後にランペイジは父親としての立場を強調し、脅迫には屈しない姿勢を示しました。
俺には他の子どももいるし、家族を守る。刑務所も死も怖くない。息子はやりすぎた責任を負うべきだが、スチュもビール缶で頭を殴ったことを忘れるな。俺がその場にいたら許さなかった。
プロレスは演出だが、現実で手を出すな。くだらないことをすれば報いを受ける。学べよ。
(Fightful)
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