PLE・Wrestlepaloozaは、WWEとのアメリカ国内におけるPLE独占配信契約を締結したスポーツメディアESPNにとって「初めてのWWEのPLE配信」でした。しかし…。
ESPNとの友好関係を築いていくにあたって、WWEはWrestlepaloozaの準備にかなりの力を入れました。ブロック・レスナーVSジョン・シナ、AJリー&CMパンクVSセス・ロリンズ&ベッキー・リンチ、コーディ・ローデスVSドリュー・マッキンタイアなど、カードはどれも一級品。
しかし、その内容はWWEユニバースからも批判の対象になっており、特にレスナーとシナの対決がレスナーの圧勝に終わったことは「12月末で引退し、残りの試合数がわずかなシナの時間を無駄にした」などと否定的な意見が目立ちます。
そんな中、ESPNの格闘技ライターを務めるアンドレアス・ヘイルは、Wrestlepaloozaを期待外れの「C」と評価。ステファニー・バッケルとイヨ・スカイのWWE女子世界王座戦を称賛した一方で、他の試合は「期待外れか今後の試合の布石にすぎない」と指摘しました。採点は以下の通り。
- ブロック・レスナー vs ジョン・シナ:C-
- ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード vs ウーソズ:C
- ステファニー・バッケル vs イヨ・スカイ:B+
- CMパンク&AJリー vs セス・ロリンズ&ベッキー・リンチ:C
- コーディ・ローデス vs ドリュー・マッキンタイア:C
ヘイルは、「バッケル対スカイの素晴らしい試合が、この大会を凡庸から救った。リング上での驚異的なパフォーマンスだった。他は物足りなかった(短いローデス対マッキンタイア戦など)か、布石にすぎなかった(レスナーのシナ圧倒など)。壮大な瞬間を約束していたカードの割に、期待をやや下回った」と記しました。
一方、Wrestlepaloozaと同日開催で、ファンからの評判も上々なPPV・ALL OUTを開催したAEWのリコシェは、X(旧Twitter)で「うちの大会はC評価よりもずっと上だったぞ😂👑 #Ahaa」とツイートしています。
WWEとESPNの契約は5年契約。出だしこそ期待外れだったかもしれませんが、今後は素晴らしいショーをいくつも配信することになるでしょう。
(Wrestling Observer)
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