現地10月7日、WWE・NXTとTNAは合同興行・Showdownを開催します。
元々、このショーは「Invasion(侵攻・侵略)」という名前で開催され、両ブランドがバチバチにぶつかり合うことが予定されていました。しかし、先日のNXTで、ショーの名称が「Showdown」に変更されたことが明かされました。
Fightfulによれば、その理由は「中東情勢への配慮」にあったようです。10月7日は、ガザ地区における最新の紛争激化の引き金となった「2023年のハマスによるイスラエル攻撃」からちょうど2周年にあたります。イスラエルの新聞『イスラエル・ハヨム』には、このようなデリケートな日に「Invasion(侵攻・侵略)」というブランド名を使用することはイスラエルのファンに対して無神経である……と、WWEを非難する意見記事が掲載されていました。WWEは、こうした反発を受けてショーの名称変更を余儀なくされたようです。
WWEは中東の大国サウジアラビアと密な関係を構築しており、ただでさえ中東情勢の影響を受けがちな立場にいます。イスラエル関連の話題は非常にセンシティブ。今後もこうした話題を見聞きすることがあるかもしれません。
(Fightful)
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