2010年代後半から、新日本プロレスはアメリカでの市場開拓に力を入れています。特に2020年代は定期的にアメリカ大会を開催し、現地のファンを魅了してきました。
しかし、近年は大会の開催数が減少しています。
2023年:9大会
2024年:6大会
2025年:3大会(2025/10/03時点)
Fightfulは、この変化に2つの要因があることを指摘しています。
- チケット売上の急激な落ち込み
- Battle In The Valley(サンノゼ)
- 2023年:2,147名
- 2024年:2,152名
- 2025年:1,814名
- Windy City Riot,(シカゴ)
- 2022年:2,277名
- 2024年:6,028名
- 2025年:4,674名
- Resurgence(ロサンゼルス)
- 2023年:2,903名
- 2024年:3,024名
- 2025年:2,027名
- Battle In The Valley(サンノゼ)
- 一部のレスラーがアメリカ大会への遠征を望んでいない
2010年代後半、新日本はケニー・オメガらBullet Clubメンバーの人気を武器にアメリカ進出を急速的に進めていきました。しかし、2019年にケニーらが独立してAEWを設立したこと、2020年に新型コロナウイルスのパンデミックが起きたことでアメリカ遠征の勢いが落ち込んだことで、新日本がアメリカのプロレス界における影響力を失った…とFightfulは指摘しています。
新日本にとって、海外市場はアメリカだけではありません。オセアニアではNJPW TAMASHIIが頑張っていますし、2019年、2022~2024年にはイギリス大会Royal Questも開催してきました。
今後、新日本がどのように海外戦略を進めていくのか。その先頭に立つのは誰なのか…。注目です。
(Fightful, WrestlingNews.co)
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