インディシーンで絶大な人気を誇ったコルト・カバナ。45歳になった彼はAEWでプロデューサーとして働いています。
他のレスラーたちが出場する試合を構築し、試合を託し、間接的にファンを沸かせる。そして、バックステージでは番組制作を円滑に進めるために忙しく動き回る…。現役レスラーを続けながら裏方も担う日々には、喜びと葛藤があるようです。
最新のインタビューでルネ・パケットと対談した彼は、プロデューサーとしての充実ぶりや複雑な感情を語りました。
気に入ってるよ。本当にね。自分の中のパフォーマーとしての本能はいつだって人前でやりたいと思ってるから、少しばかり切なさというか、未練はあるけどさ。
でも、俺はプロデューサーとして働きつつ「試合の物語を能動的に構築する」ことができているんだよ。プロデューサーとして俺は現場の最前線にいる。その泥臭い現場にいるのが好きなんだ。
俺はプロレスを知り尽くしているという自負がある。何年もの間、この世界にどっぷり浸かってきたからね。その知識が役に立つのは嬉しいし、その知識を活かすのが好きなんだよ。
プロデュース業の楽しみ方は人それぞれだけど、俺は制作チームとやり取りしている瞬間が本当に好きなんだ。まるで試合の真っ只中にいるような気分になるからね。
試合を作るにはレスラーとレフェリーの3人が必要だってよく言うけど、自分がその「4人目」になったような感覚になるんだよ。本当に楽しいね。充実してるよ。
(Wrestling Observer)
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