AEWでの活躍が期待されていたミロ(ルセフ)にとって、2020年代前半は試練が続きました。
新型コロナウイルスのパンデミック中にWWEから解雇され、AEWへ移籍。TNT王座を獲得するなど結果を残したものの、試合数の少なさや「負け拒否」疑惑、ブッキングへの不満などから扱いは悪くなる一方で、2025年に古巣WWEへ復帰しました。復帰から半年間での負け試合数は、AEWで過ごした約4年間での数字を2倍近く上回っています。

【WWE】ルセフ(ミロ)がAEW時代の負け拒否疑惑を否定も不満は認める「試合数が少なすぎた。何もできない時間が一番心残りだ」
2025年にAEWからWWEへ復帰したルセフ(ミロ)。 2010年代にWWEユニバースから高評価されながらもブッキングに恵まれず、2020年代前半をAEWで過ごした彼は、一時はTN...
AEWのトニー・カーン社長は、最新のインタビューでミロのAEWでの日々とWWE復帰について「意見の相違があった」とコメントしました。
ミロは素晴らしいレスラーだ。AEWでも素晴らしかったよ。TNT王者にもなった。でも、彼と俺とでは、時として物事に対するビジョンが異なっていたんだと思う。
でも、それでいいんだよ。誰にだって異なる意見やアイデアを持つ権利があるからね。本当に、ただそれだけのことだよ。異なるアイデアがあった。俺たちがすべきことについて、それぞれ違うアイデアへと漂流していってしまっただけだ。それでいいんだ。
彼は以前もWWEで働いていたし、あそこでの経験は明らかに彼にとって良いものだったんだろう。だから、戻ることにワクワクしていたのは明らかだし、実際に戻っていった。
彼の幸運を祈っているよ。それが今彼がやっていることなんだ。彼にとってはそれが理にかなっているはずだし、だからこそ彼はそうしたかったんだろう。
(Wrestling Inc)
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