2021年、WWEのトップスターだったダニエル・ブライアンがWWEを退団し、「ブライアン・ダニエルソン」としてAEWへ移籍するというビッグニュースがありました。
WWE終盤の彼は新日本プロレスやG1 CLIMAXの参戦を希望するなど「変化」を求めており、AEWはそれを満たす最高の舞台でした。2024年に引退するまで名勝負を生み出し続けた彼は、AEWにとって非常に大切な存在です。
最新のインタビューでWWE退団とAEW移籍の裏側を語った彼は、当時AEWに所属していたコーディ・ローデスの試合を見て「自分を試したい」と感じたことを明かしました。
プロレスへの情熱がAEWとの契約につながったんだ。それと、何か新しいことに挑戦したいという思いもあった。いつだって自分を限界まで追い込みたいと思っていたからね。恐らく、俺がサインする最後の契約になるだろうとも感じていたしさ。
AEWで行われたコーディ・ローデスとペンタ・エル・セロ・ミエドの試合を見たことがあったんだけど……昔は、よくコーディと一緒にWWEのツアーの移動をしていたんだよ。彼らは二人ともトップロープに立って、コーディがペンタに雪崩式のフランケンシュタイナーを決めたんだ。それを見て「マジか、そこまでやらなきゃいけないのか?」って思ったね。怖さ半分、興味半分ってところかな。
そして、俺はこう思った。「今の俺にこれができるのか? 昔はこのスタイルができたけど、まだできるのか?」ってね。よりアスレチックで、スポーツライクなスタイルこそ、俺が求めているものだったんだ。
また、ブライアンはAEWへ移籍する決め手として、WWEよりも負担の軽いスケジュールを挙げました。家族と過ごす時間が何よりも大事。彼はそう考えるようになっていたのです。
新型コロナウイルスのパンデミック中は中止されていたライブイベントを、WWEがまた再開するかどうか分からなかった。そして、あの時点ですでに子供が2人いたから、あの過密なスケジュールはもうやりたくないと思ったんだ。AEWなら、基本的には水曜日のDynamiteだけだ。当時はCollisionがなかったからね。家族のことを考えると、そのスケジュールは俺にとってすごく魅力的だったんだよ。
プロレスへの情熱と家族愛が、彼をAEWに導いたのです。現在、彼はカラーコメンテーターとしてAEWの番組に出演しています。


(Fightful)
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