2025年のElimination Chamberで同盟を組んだように見えたジョン・シナ、ザ・ロック、そして人気ラッパーのトラヴィス・スコット。しかし…。
世界中のファンが、「ヒールターンしたシナをサポートするために、ロック様とスコットがWWEに登場するのだろう」と思っていました。しかし、ロック様はその後完全に姿を消し、スコットはレッスルマニア41後にWWEとの関係が悪化し、離脱。シナのヒール計画は予想を裏切る形となり、SummerSlam直前にベビーフェイスターンしました。
みんなのヒーローであるシナのヒールぶりはファンを楽しませたものの、やはりロック様&スコットとの同盟が幅を利かせる光景も見たかったところ。最新のインタビューで、シナはこの「幻に終わった同盟」について質問され、大事なのは今ここに誰がいるのかであって、本来の計画がどうだったかは意味のないこと……と振り返りました。
誰が気にするんだ? そんなことどうでもいい。日が暮れるまで永遠に「たられば」の話をすることはできるさ。でも、俺が思うに、重要なのは「今、誰が残っているか」ということだ。間違いなく、俺とコーディだな。
変更点は? これか? よし、やろう。俺は「何があり得たか」なんて一瞬たりとも考えない。だって、「もしブロック・レスナーがNFLに行かなければ、ジョン・シナは存在しなかった」のだから。
また、彼は2025年の引退ツアー中にロック様と対戦することが計画されていたのかについても語っています。
気にしないね。そもそも、俺はいつだって最後に知らされるんだ。情報が俺まで降りてこない。ギリギリになって「ロックと話がついた。最後に電話しなきゃいけないのはジョンだ」という風にクリエイティブ・プランが進むんだよ。俺は一番扱いやすいから、大抵最後に電話が来るんだ。連絡をもらったら、俺はこう言う。「ああ、やろう。問題ない。乗ったよ」。だから、俺は細かいことは気にしないんだ。
「おい、あいつらはもういないぞ」と言われれば、「クールだね、じゃあどうする?」と返す。「こうしたいんだ。もっと競争力を高めてほしい。この試合に入れたい。ここに向けて構築するつもりだったが、終わった」と言われれば、「あ、そう。わかった、最高だ。で、今は何をしてるんだ?」となる。
そこがタフなところだね。議論するのはいいことだと思うよ。「どうやっブッキングしてるんだ?」っていう良い視点や議論を生むからな。その多くは、このリングの所有者ですらコントロールできないことなんだ。もし俺が去ると決めても、契約上の義務はある。でも「13日には行かない」と決めたら、彼らはなんとかするしかないだろう。
俺は、スティーブ・オースチンが解雇されるのを見た。ブロック・レスナーが去るのも見た。ロックが休暇を取るのも見た。彼らの行動について、俺は何とも思わない。オースチンは疲れ果てていた。ブロックは空港で誰かを襲撃しそうだったし、ロックには素晴らしいチャンスがあった。「今は無理だ」と言う人間を責めるつもりはないよ。


(Fightful)
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