参加を続けるプロレス界。激しい戦いでファを魅了するスタイルを売りとするレスラーは珍しくありません。
激しい試合になればなるほど、身体へのダメージは大きくなり、怪我のリスクも上がります。
レジェンドレスラーのアーン・アンダーソンは、過激さを増す現代プロレスとトレンドと、戦いに身を投じるレスラーたちの健康を心配しているようです。最新のインタビューで、彼は次のように語りました。
正直、恐ろしいよ。今の時代の女子も男子もリスペクトしているけど、同時に死ぬほど怖くもあるんだ。リング上で、自分では身を守れないような攻防を目にすることがあるからね。
例えば、後ろに投げる技、例えばジャーマンスープレックスなんかは、どこに落ちるか見えないから防御のしようがないんだ。
今の俺の体を見てくれよ、ボロボロだろ。俺はあんな危険な技はやってこなかったのに、こんなことになってるんだ。だから心配なんだよ。あと5年もすれば、故障者リストはずっと長くなってしまうだろうな…ってね。
若い連中が不憫でならないよ。観客に認めてもらうためには、あそこまで危険なレベルのことをやらなきゃいけないと思い込んでいるんだから…。
彼は、シャーロット・フレアーのムーンサルト・プレスについて「あんな勢いで落下してくる相手を安全に受け止める方法などない」と指摘。また、彼女が毎回膝から着地していることにも、膝を壊すリスクが非常に高いと懸念しています。
安全対策や怪我の予防、治療の技術が向上しているのもまた事実ですが、彼のように体を心配するベテランたちがいることも当然です。
(SESCOOPS)
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