現地時間2月19日に放送されたDynamiteでジョン・モクスリーを相手にAEWデビュー戦を行ったジェフ・コブ。彼はフリーランス・レスラーとしてAEWに出場しており、両者の間でフルタイム契約が結ばれたわけではないと報じられていました。
レスリング・オブザーバーによれば、今週、AEWはコブに対し契約のオファーを出したとのこと。「新日本プロレスへも出場可能」な内容だったものの、交渉は決裂したそうです。
現在、コブは、以前のようなフルタイムでの出場ではなく、スポット参戦という形でROHにも参戦しています。彼は、2019年のインタビューの中で、2018年にROHと契約を結んだのは「クリストファー・ダニエルズの影響」と「ROHと新日本の提携」が大きな要因だと語っていました。コブは現在も新日本への参戦を強く希望し続けています。
これはあくまで個人的な憶測ですが、これこそが破談の原因だったかもしれません。AEWの一部レスラーは日本の団体にも出場可能な契約を結んでいます。クリス・ジェリコやジョン・モクスリーはこの契約のおかげで新日本に参戦することが可能なのです。コブも同様の契約を持ちかけられたものと思われますが、AEW所属レスラーは基本的にAEWのスケジュールを優先しなければならず、新日本のアメリカ大会への出場は許可されないため、仮に契約を結んだ場合、新日本への参戦は限定的なものになってしまうでしょう。
AEWとの契約が合意に達しなかったコブが今後どの程度AEWと関わっていくのかは不明です。「数回」の出場は決まっているそうですが、具体的な数字はわかりません。
ちなみに、ケニー・オメガもジェリコ&モクスリーと同様の契約を結んでいることは周知の通り。しかし、報道によれば、ヤング・バックスとダニエルズも日本での活動が許される契約なのだそうです。この件は全く知りませんでした……。
(Wrestling Observer, Fightful)