現地時間2月26日に放送されたAEW・Dynamiteは、29日に開催されるPPV”Revolution”の直前回でした。AEW世界王座をめぐる元WWEスーパースター同士の戦い「クリス・ジェリコ VS ジョン・モクスリー」、団体を背負うベビーフェイスと若き天才ヒールの争い「Cody VS MJF」が盛り上がりを見せる中、ケニー・オメガとPACがとんでもない試合を見せてくれました。
この日の第1試合はケニーとPACの30分制アイアンマン・マッチ。制限時間内に3カウント、ギブアップ、反則、リングアウトでどれだけ勝利数を稼げるかを競う特殊な試合は予想を超える名勝負になりました。
海外ファンの議論も盛り上がっているので、一部を紹介します。ネタバレ全開なので、嫌な方は、これから先の内容を読む前に、まずは下の記事を読むか、試合を見てください。
海外の反応
PPV級の試合
この試合は間違いなくPPV級だった。
Dynamiteに限らず、テレビのプロレス番組で放送された試合の中でも最高の試合だった。正直なところ、試合規定はケニーに対する「新日本プロレスにいた時ほど良くない」という批判を黙らせるためのものだったと思うな。
素晴らしい試合だったよ。アイアンマン・マッチは失敗することが多いんだけど、この試合は完璧だった。PACが勝つと思ったのにな。
AEWのマッチ・オブ・ザ・イヤー候補になるだろうな。この話をするにはまだ早いけどさ。
12月には忘れられてるんだろうけど、きっと候補になるはずだよ。
この試合を超えるにはケニーが他のベストバウトをやらないといけない。AEWにケニーレベルのレスラーがいないのは残念なことだ。
ケニーレベルではないかもしれないけど、PACとレイ・フェニックスはトップレベルでしょ。
フェニックスとケニーの30分超えの試合を見たいな……。
ベストバウトマシーンの復活
ベストバウトマシーンにまた会えて嬉しいよ。
なんて試合だ。ケニーは勢いを取り戻しはじめているな。
ここ数週間でケニーはDynamiteの歴史の中でも特に優れた試合を2つもやってるんだ(もう1つは2月19日のケニー & ハングマン・ペイジ VS ルチャ・ブラザーズ戦のこと)。彼は今もベストバウトマシーンだって。
AEW移籍後のケニーが新日本プロレス時代ほどの試合をしていないことに不満を言っている人たちがいたけど、この試合は彼らを喜ばせただろうな。最高の試合だよ。
言うまでもなく、Dynamiteはウィークリー番組であってウィークリーPPVではないからね。毎週テレビで30分超えの名勝負をやるわけがない。非現実的だ。なぜ不満を漏らしていたのか、理解できない。
新日本の頃みたいな受け身を何度か取ってたね。断崖式ファルコンアローを見た時は怪我したかと思ったよ……。
ゴールデン☆ラヴァーズは生きている
カミゴェだ!黄金の愛は生きている!
https://twitter.com/tde_wrestling/status/1232842417524617216?ref_src=twsrc^tfw|twcamp^tweetembed|twterm^1232842417524617216&ref_url=https%3A%2F%2Fwrestling-now.net%2Farchives%2F6068
飯伏もケニーも重要な試合でお互いの技を使ってるよね。
死にもの狂いになっている時は、大切な人のことを思い出すものだ。
飯伏はオカダ・カズチカにVトリガーを使った。
ケニーはPACにカミゴェを使った。
ストーリーは続く。
残念ながら、飯伏の場合は勝ちに繋がらなかったね……。
飯伏とケニーの愛こそがAEWと新日本を結びつけるものだと心から思ってるよ。方法を見つけるだろう。
そうであってほしい。DynamiteでGolden Star(飯伏の入場曲)が流れたら泣いちゃうかも。
PACについて
ケニーに文句を言ってたファンは、今後は「PACが埋もれている」と言い出すわけだな。
だろうね。誰もが常に勝てるわけじゃない、チャンピオンになれるわけじゃない。それを理解しないと。
信じられないくらいヤバい試合だった。PACは負けても素敵だ。
WWE入団後のPACのベストマッチでもあると思うな。
PACは試合後にキレてた。場外の机の上にケニーを寝かせてトップロープからシューティングスター・プレスを決めた後、ケニーはセコンドのヤング・バックスの力を借りてカウントアウト負けを逃れたんだ。
まとめ
記事作成時点で、この試合に対するCagematchのユーザーレビューは9.13。意味のない比較だと思いますが、新日本プロレス”THE NEW BEGINNING”での高橋ヒロム VS リュウ・リーは9.04、”New Japan Road”での鷹木信悟 VS 石井智宏は9.01です。新日本を去った後のケニーを見ていない人たちにもこの試合を見てもらいたいと思います。
FITE TVのサービス”AEW Plus”に加入すると、月額4.99ドルからAEW・Dynamiteを視聴することができます。ただし、PPVは別途購入が必要です。
(Wreddit)