WWEのAJスタイルズが、自身のPodcast番組で、サウジアラビア大会Night of Championsで統一WWE王座を獲得したサミ・ゼインについて「サミが『つなぎの王者』になることは望んでいない」と語りました。SummerSlamまで王座を保持できるのか一部で不安視される中、レジェンドがサミの実力を評価し、長期政権を望むスタンスを示した形です。
先日の報道(WrestleVotes)によれば、WWE上層部はサミのタイトル獲得に関する社内への情報共有を制限していたようで、WWE関係者たちにとって「寝耳に水」な出来事だったそうです。また、マーケティング部門はSummerSlamのビジュアル全般のコンセプトを、サミのタイトル獲得を反映したものに更新するよう指示をまだ受けていないとのこと。
こうした背景から、一部では「サミ・ゼインのタイトルランは短期間で終わってしまうのでは?」と危惧されています。AJスタイルズは、「コロコロと王座が移動するのはダメだ」と指摘し、サミの王者としての日々が長く続くことを望んでいます。
今回の件がコロコロと王座が移動するようなものになるなんて考えたくもないね。俺たちは必ずしもそういうことはしない。ビジネスにとって良くないからな。
次のステップはどうなるんだ? 俺にもよくわからないが、だからこそ非常に面白いんだよ。4大PLEの一つであるSummerSlamで彼は防衛戦を行うわけだから、サミ・ゼインの今後はどうなるんだろうな。相手は誰だ? それこそがストーリーなんだ。誰になると思う? グンターか? コーディか? それとも別の誰かか?NBAのスター選手、レブロン・ジェームズかもしれないな。わからないよ。
「つなぎの王者を見たくない」
つなぎの王者論について、AJはこう続けます。
「つなぎの王者」は見たくないな。サミは世界王者になる実力を十分に備えているし、ここでは完全にアンダードッグ(勝ち目が薄いと見なされる選手)の立場を全うできると思う。
でも、ストーリーの次の展開は俺にもわからないんだ。素晴らしいのは、それが良いことだってことだよ。SummerSlamに向けたビルドアップで何が起こるのか、興味を持ち続けられるからね。
何が起こるか予測できないというのは良いことなんだ。サミが単なる「つなぎの王者」になるんじゃないかと心配している連中もいる。誰かに負けるためだけに王座を獲得したんじゃないかってね。
それがストーリーを進める上で最善の方法だとは思わないよ。何か魔法のような展開が作れるはずだし、それを思いつけるくらい自分が賢ければよかったと思う。でも、そうじゃなくてよかったとも思っているんだ。俺もプロレスを楽しみたいからね。
現地7月6日のRAWで、サミは前王者コーディ・ローデスを相手に防衛戦に挑みます。チャンピオンとしてSummerSlamのリングに上がることができるかどうか、まず最初の関門を乗り越えられるかに注目しましょう。
Wrestling-NOW編集部としては、AJがここまで踏み込んで「つなぎの王者にすべきではない」と語る背景に、社内でも情報が絞られた異例の王座移動への現場レベルの戸惑いが透けていると見ています。SummerSlamでの防衛戦の相手が誰になるかは、サミの王者としての格をどう扱うのかというWWEの本気度を測る試金石になりそうです。
(Fightful)

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