2016年のベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで実現した、ウィル・オスプレイとリコシェによるプロレスの枠を超えた激闘。世界中で論争を巻き起こしたこの試合がプロレス界に与えた影響は計り知れないものがあり、2人は今も誇りに思っています。
2人の超人的な身体能力を活かした、極めてアクロバティックな内容の試合。世界中で称賛された一方で、一部のファンや業界関係者からは「これはプロレスじゃない」と批判的な声も上がりました。その一人にベイダーがおり、オスプレイと口論になった結果、RevProでのシングルマッチが実現…という、なかなか興味深いサイドストーリーもあります。
クリス・ジェリコのPodcast番組『Talk Is Jericho』に出演したオスプレイは、リコシェとの伝説の試合から10年経ったことを受け、試合やその内容を振り返りました。
自分の視点から見直してみると…試合の中で「ここはもう少し時間をかけてもよかったかもしれない」と思う部分はいくつかあるね。俺たち二人とも若かったんだ。
オスプレイは、この試合に対する批判的な意見にも理解を示しています。とはいえ……。
俺たちは、ひたすらに技を繰り出した。エネルギーがあり、次の展開へと進む能力があった。
でも今振り返ってみると、変えたいと思う部分はあるよ。とはいえ、あの試合自体を変えるつもりはない。あれだけ大きな話題になったんだからね。
この試合をきっかけに、世界中に名を知られるようになった…。オスプレイにとって、この試合は特別です。
あれが俺の最初のブレイクだったよ。あの時点までは、PWGに一度出場しただけで、イギリスのインディー団体にはたくさん出ていたけど…本当の意味で羽ばたいたことはなかったんだ。
オスプレイのキャリアを変えただけでなく、後輩たちにも強い影響を与え、その後のプロレス界にも無視できないインパクトを残したリコシェとの一戦。この試合が完全に忘れられてしまうことはないでしょう。
Wrestling-NOW編集部としては、10年を経てなお「変えない」と言い切れる試合を持つことこそ、オスプレイがトップに立ち続ける理由だと感じます。賛否を呼んだ一戦を否定も美化もせず、当時の未熟さも含めて引き受ける姿勢に、この10年での成熟が表れているのではないでしょうか。

(Fightful)
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