現在、Twitterでは、プロレスラーたちによる問題行為を告発するハッシュタグ”#SpeakingOut“が盛り上がりを見せています。AEWのデスマッチファイター、ジミー・ハヴォックは、女性への性的暴行、イベント終了後のファンへの暴力など、衝撃的な告発の対象になっていました。
①女性への性的暴行
この件を告発したのは、ハヴォックの元パートナーであるモデル、レベッカ・クロウです。
まず、彼女は交際中のハヴォックの数々の問題行為を告発しました。ケンカをした時に「自殺するぞ」と脅されたこと、毎週のように自殺の脅迫があったこと、酔っ払ったハヴォックから言葉の暴力を浴びせられていたこと……。ハヴォックの精神状態が正常ではないことがわかるエピソードがたくさん語られました。
This story isn’t in any order. A lot of my memory of this abuse is disordered because i was battling drink and substance abuse to cope. That DOES NOT make it invalid.
I’m #speakingout because I dont want anyone else to be hurt. And I don’t think i’m alone.
TW: relationship abuse pic.twitter.com/JTRmKGCDoT— REBECCA CROW (he•she•they) (@katsandcrows) June 18, 2020
続いて、彼女は、強く拒否したにもかかわらず性的暴行を加えられたことを明かしました。詳細は省きますが、ひどい内容です。あまりにもひどい……。ツイートも、ツイートへのリンクも張りません。
②感想を伝えにきたファンへの暴力
デイビッド・ロイドを名乗るファンがTwitterに投稿した内容によれば、彼はハヴォックから理由もなく暴力を振るわれたそうです。
2014年、ハヴォックはPROGRESSのイベントに参戦しました。終了後、ロイドはハヴォックにイベントの感想……「素晴らしかった」という言葉を伝えるため、彼に近づいたそうです。ハヴォックから返ってきたのは顔面へのパンチ。ひどい話です。
さらに酷いのはPROGRESSの対応でした。ハヴォックから暴行を受けたことをメールで伝えたロイドに対し、PROGRESSはこう返したのです。
誰かに顔面を殴られるのは気持ちのいい経験ではない、ということはよくわかります。イベントが終了した後の話ですので、PROGRESSはパフォーマーやサポートクルーとして団体に関与している人物の行動には責任を負いません。レスラーたちは私たちと契約しているのではなく、独立して活動しているのです。
明らかにまずい。NXT UKのピート・ダンも呆れていました。
所属団体のAEWが声明を発表
これらの告発を受け、AEWは声明を発表しました。
ジミー・ハヴォックが、治療やカウンセリングを受け、彼の人生におけるメンタルヘルスや薬物乱用の問題を克服するために最大限の努力をすることを願っています。我々はジミーに関する様々な報告を認識しています。当団体では彼の状態を査定しており、彼が無事にリハビリを終えた時点で対応する予定です。
We wish Jimmy Havoc all the best as he receives treatment and counseling in an effort to overcome the mental health and substance abuse challenges in his life. pic.twitter.com/mh0hudsPuW
— All Elite Wrestling (@AEW) June 19, 2020
問題解決のため、ハヴォックは今後しばらくプロレス界から姿を消すことになりそうです。
(Wrestling Observer, Cultaholic, Ringside News)