AEWとインパクト・レスリングが急接近しています。先日放送されたAEW・DynamiteでAEW世界王座を戴冠したケニー・オメガは、試合後にインパクト副社長のドン・キャリスに連れられて会場を後にしました。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、両団体はある程度一緒に仕事をすることになり、なんだって起こり得る状況とのことです。
AEW・インパクトの提携は大きな話題になるでしょう。以前、インパクト所属のカール・アンダーソン&ドク・ギャローズは新日本プロレス所属のロッキー・ロメロと共にインパクト&新日本ラインの修復に取り組んでいると発言していました。すべてのシナリオが何らかの形で1つにまとまれば、新日本・ROH・AEW・インパクトの大規模な連携につながる可能性もある状態です。
こうした状況の中、WWEのHHHは他団体との提携について質問されました。現地時間12月6日開催の「NXT TakeOver: WarGames」に向けたメディアコールの中で、彼はこう語っています。
我々は適切なビジネスチャンスの可能性をオープンにしているのか?もちろん。いつでもオープンにしてるよ。我々にとって長期的な利益をもたらすものなのか、という点次第だね。繰り返すけど、長期的というのは3ヶ月や6ヶ月の話じゃない。もっと長いんだ。10年。今から10年〜15年の話だね。それが利益につながるのか?意味のあることなのか?長期的な関係になるのか?我々が考えているのはそこだよ。
「open for business」。ビンス(・マクマホン)から何度もこの言葉を聞いているだろ?俺は彼の周囲にいる時間が長いからわかるんだ。それが正しいことであって、我々のビジネスにとって意味のあることであれば、彼は何でも受け入れるよ。
AEWとインパクトの関係が長期的なものになるかどうかはわかりません。仮に世界的な連携が始まったとしても、それがいつまで続くのか?
WWEの視野は広い。EVOLVEやPROGRESSとの関係を考えると、「それが正しいことであって、ビジネスにとって意味のあること」が何を指しているのかがなんとなくわかる気がします。AEWとインパクトの関係はこうしたものにはならないでしょう。