先週、WWEはブラウン・ストローマンやアリスター・ブラックら6人の選手を解雇しました。WWEは2020年から定期的に大規模な人員削減を続けています。
ブラックに関しては、団体内に「判断が早すぎた」と考えているスタッフがおり、彼との再契約を上層部にプッシュしているという報道もありました。もしかしたら、彼は再びWWEのリングに上がることになるかもしれません。
レスリング・オブザーバーで配信中のPodcast番組「Mat Men podcast」のホストを務めるアンドリュー・ザリアンによれば、人員削減のためのレスラー解雇は今後も続くことが予想されているそうです。
AEWが設立された2019年以降、WWEは選手たちの抱え込みを続けてきました。メインロースターとしてまったく活躍できていない選手にさえ、AEW流出を恐れて高額の再契約オファーを出し、抱え込んだのです。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックが起きた影響でツアーができなくなり、そうした選手たちを活用する場がなくなってしまいました。現在のWWEは「所属選手が多すぎる」状態です。
WWE上層部は今も選手の削減を考えているとのことなので、今後も解雇は続くものと思われます。少なくとも、ストローマンらの解雇は最後ではないでしょう。
また、WWE内部には「ある選手たち(今回はブラックが該当する?)を完全に解雇するつもりはない」と考えている人々が多く、契約途中での解雇は「再契約も可能とする契約上の動き」に過ぎないのだそうです。要するに、年俸を抑えるために、選手を一旦解雇して、条件を低く設定して再契約する…という、まるで悪魔のような……。
これはWWEのビジネスのやり方として公式なものではありませんが、「そうなのだろう」と推測している関係者が多いのだそうです。もちろん、彼らはこうした動きに大きな不満を抱いているとのこと。ただし、もし事実であれば、常套手段になる可能性もあります。
以下は今年解雇された選手の一覧です。
- スティーブ・カトラー
- ラーズ・サリバン
- アンドラーデ
- ウェズリー・ブレイク
- ボー・ダラス
- チェルシー・グリーン
- タッカー・ナイト
- カリスト
- ペイトン・ロイス
- ビリー・ケイ
- ミッキー・ジェームス
- サモア・ジョー
- ルビー・ライオット
- アリスター・ブラック
- ブラウン・ストローマン
- サンタナ・ギャレット
- ラナ
- バディ・マーフィー