ケニー・オメガとハングマン・ペイジの因縁は2018年のBullet Club分裂騒動にまで遡ることができます。AEW移籍後はタッグチームとしてAEW世界タッグ王座を獲得した2人ですが、2人の間には常に微妙な空気が漂っていました。
AEWのスター選手になりつつあるペイジに対するファンからの期待は高く、彼が登場すると「Cowboy Shit!」のチャントが飛ぶようになりました。AEW世界王座のチャンピオンとしてヘイトを集め続けているケニーとの抗争に入ったペイジへの歓声はさらに大きくなっています。
2人は9月のPPV「ALL OUT」でタイトルマッチを行うことが予想されていて、ファンは楽しみにしていました。この道しかありえない、というほどのストーリーが構築されていたのです。しかし、Dynamiteの最新回で行われたThe Dark Order+ペイジ VS Elite Squadの10人イリミネーション・マッチにペイジ組が敗れてしまったため、ペイジはAEW世界王座への挑戦権を得ることができませんでした。
レスリング・オブザーバーによれば、2人のタイトルマッチは、ある時点までは「ALL OUT」のメインイベントとして行われることが予定されていたそうです。しかし、方針を変更することになったとか。ファンの予想を裏切り、ペイジのスターダムへの道のりを遠ざけてまでやりたいことがあるのか、それともAEWはこの2人の抗争を今後もずっと続くようなものにしたい、大事にしたいと考えているのか…。
2人がALL OUTで何をするのか、誰と対戦するのかは発表されていません。
(Wrestling Observer)
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