リストラが続くWWE。昨日はSmackDownの放送中に12人のNXT所属選手のリストラが決定されました。リストには、元NXT北米王座チャンピオンのブロンソン・リード、The Undisputed Eraの」メンバーとして活躍したボビー・フィッシュも含まれています。
論争が巻き起こる中、AEWのクリス・ジェリコは「AEWこそ世界最高の団体であることは今まで以上に明らか。ファンにとってもそうだけど、特に選手にとってだ」とツイートしました。WWE所属の大物選手の中にも「もはや自分の仕事は安全ではない」と考えている人がいるとされているほどに、団体内には不安が広がっています。
WWE殿堂入りレスラーで、現在はAEWに所属するマーク・ヘンリーは、Podcast番組「Busted Open Radio」の中でリストラ騒動への持論を語りました。
誰かが「NXTがWWEからリリースされた」と書いてるのをみて少し笑っちゃったよ。声までは出なかったけどさ。あっていいことではないし、少しでも笑うのはよくない。俺が重要だと思うのは、あまりにも大量のリストラがあったもんだから、みんなが「やべえな、これ他人事じゃないぞ」と思い始めていることだ。「仕事の安定に集中したほうが良いかもしれない、先手を打って再契約せず、他団体に行く必要があるかもしれない」ってな。
日本、インパクト、AEW、ROH、MLWとか、プロレス団体はたくさんある。何をしたいのか、ってことだよな。すでに確立された団体の一分になりたいのか、それとも、そうではない団体に行って、団体を良くするのを手伝うのか。
(NXTについて)選手にもよるんだろうけど、NXTには安全圏はないように見えるよ。昨日の夜の出来事で、そう見えるようになった。あのニュースを聞いてから時間が経っているけど、SmackDownの放送中に、その真っ只中に起きたという事実に今も途方に暮れているんだ。それって、「おーい、部屋の中に手榴弾を投げ込んだらどうなるんだろうなー?」みたいなもんだろ。そんなことをして、ファンがどう思うか考えなかったのか?