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【WWE】選手のリストラは今後も続く。団体内の合言葉は「it’s business」

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2021年のWWEは所属選手を積極的にリストラしています。

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定期的に起きている大量リストラを主導しているのはニック・カーン社長で、彼とCFOのクリスティーナ・サレンは「WWEが会計上ほんの少しでも赤字にならないことに執着している」とされています。

これまでのWWEであれば、リストラの理由は「もはや致し方ないか」と思うようなものが多かったはず。しかし、最近では、人気選手だったブラウン・ストローマンやブレイ・ワイアット、復活に向けてクリエイティブ・チームが動いていたアリスター・ブラック、つい最近までNXT北米王座のチャンピオンだったブロンソン・リード、5月に入団したばかりのアリ・スターリング(アレックス・ゼイン)など、これまでであればリストラの対象にはならなかったであろう選手までリストラされるという状況になっています。

Fightfulが取材した匿名のWWE上層部によれば、リストラは今後も定期的に敢行されるとのこと。また、2016年夏から2020年初頭までの間、大量リストラが議論されたことはなかったそうです。新型コロナウイルスのパンデミックが起きたタイミングで社内の認識が変わり、 2020年8月にニック・カーンが社長に就任した……という流れが2021年のリストラにつながっているのかもしれません。世界中にパフォーマンスセンターを作り、大量に抱え込んだ選手たちを各地に巡回させる、というアイデアを実現しにくい状況になってしまいましたしね。

大量リストラについて、団体内では「it’s business」が合言葉になっているようです。WWEにとっては合理的な判断なのかもしれませんが、プロレス界全体に与える影響はあまりにも大きい。今後、プロレス界の光景や、選手たちの考え方に変化が起きていくのでしょう。リストラされた大物選手が、キャリアに見合った活躍の場を得られない…ということもあり得るかも。AEWのオーナーは大富豪ですが、すべてのレスラーに光を当てられるほどのプロダクトを所有しているわけではありません。

(Fightful, Wrestling Inc)

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