2017年5月から11月までWWE王座を戴冠していたジンダー・マハル。彼のタイトルランは「インド市場を開拓するためだけのものだった」と考えるファンも多く、日本のファンとしては歯がゆい思いをしたものです……。
ただし、本人の考えは違います。GiveMeSpotのインタビューに応じた彼は、「史上最悪のWWE王座チャンピオン」というレッテルに異議を唱えました。
俺がチャンピオンだった時、みんなからいろいろ言われたよ。実験台だの、無価値だの、史上最悪のチャンピオンだの……。どいつもこいつも、俺の業績を過小評価してるんだよ。俺が3MB(ヒース・スレイター & ドリュー・マッキンタイアとのトリオ。2012〜2014年に活動)にいた時からWWEとインドのテレビ局との関係はあった。俺がWWEから離れていた間(2014年6月〜2016年8月)もRAWが放送されていたと思うし、復帰した時も放送は続いてた。
俺はWWE王座のチャンピオンになるために戻ってきたわけじゃないんだよ。あの時はロースターがRAWとSmackDownの2つに分かれたところで、すぐにでもテレビ番組に出られる人材が必要だったんだ。おそらく新顔たちにスポットライトがあたっていて、いつしか俺は「これが俺の進む道だ。足がかりにしてやろう。できることは何でもやって、チャンピオンになってやるんだ」と思うようになった。
あとさ、ドリュー(スコットランド人)には同じことを言わないよな。誰も。なぜだ?「おいドリュー、お前がチャンピオンになったのはWWEがイギリスで勢力を拡大したいからだぞ」と言うのと同じじゃないか?ドリューは称賛されたが、俺は「実験的なチャンピオン」とか言われたんだぞ。事実とは異なるのに。俺は与えられたすべてのチャンスのために一生懸命働いてきたし、チャンスをものにしてきた。これまでに手にしたタイトルはすべて懸命な努力の結果だよ。
今思い返すと、マハルは気の毒でしたね…。色々と。