WWEに大物が加わりました。今日、WWEは東京オリンピックのレスリング男子フリースタイル125キロ級で金メダルを獲得したガブレダン・スティーブソン(21)との独占契約を正式発表しました。契約期間は複数年とされています。
「独占契約」であることが強調されているのは、UFCやNFLも彼に興味を持っていると報じられていたからでしょう。将来有望なアスリートを長期的に確保できるのは、WWEにとってとても大きな出来事です。
また、両者が結ぶのは「NIL(Name, Image, Likeness)契約」のようです。これは全米大学スポーツ協会が定めた新しいルールで、大学スポーツ界のスターがコマーシャルなどに参加することを許可するというもの。このルールが存在しなければ、WWEと契約した時点で、スティーブソンは大学生向けのレスリングの大会に出場できなくなってしまいました。ただし、NIL契約を結ぶことができたおかげで、スティーブソンは全米選手権にも引き続き出場可能になります。
ESPNによれば、スティーブソンの正確な契約期間は不明とのこと。在学中のミネソタ大学を卒業する2022年5月から契約期間に入るとされており、それまではWWEのテレビ番組には出演するものの、試合はしないようです。また、彼はフルタイマーとしてWWEに入団するとされています。
WWEの育成計画ついても報じられています。まず、スティーブソンのためにミネソタ大学の近くにリモート・トレーニング施設を確保し、WWEのコーチからプロレスラーとしての手ほどきを受けるとのこと。また、兄ボビーがトレーニングを行っているWWEパフォーマンス・センターでもトレーニングができるようになるそうです。
ブロック・レスナーを師と仰ぐスター候補の活躍に期待しましょう。
(ESPN)