ニュースをまとめて紹介。
WWEの新タイトル「24/7王座」は誰のアイデア?
5月20日のRAWで新設が発表されたWWE・24/7王座。かつて存在したハードコア王座のルールだった「24時間いつでもどこでも誰でもタイトルに挑戦可能」というルールを引き継いだ新タイトルです。WWEには現在5つのブランドがありますが、このベルトはどのブランドにも移動可能とのこと。
さて、この新タイトルは誰のアイデアで新設されるのことになったのでしょうか?ビンス・マクマホン?ミック・フォーリー?HHH?違います。USAネットワークです。RAWとSmackDown(SDのみ10月からFOXに以降)を放送する同局は、最近の視聴率低下を食い止めるべく、WWEにアイデアを提供していたようです。レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによると、それらのアイデアはいずれも酷いものだったそうですが、この「24/7王座」はその中では一番良いアイデアだったとのこと。ビンス・マクマホンはUSAネットワークの提案を1つ実現させなければならなかったため、新タイトルが新設されることになりました。
最近はブランド間の垣根を超える試みがいくつか行われています。今年はWorlds Collideというブランド同士の対抗戦が行われたりしました。選手の往来が今後は頻繁に行われるのかもしれません。
(Wrestling Observer Newsletter)
ケビン・オーエンズとアリスター・ブラックがサウジアラビアに行かない理由とは
6月7日に開催されるWWEのサウジアラビア興行 ”Super Showdown”。開催地が開催地なだけに、WWEスーパースターの中にはサウジ行きを拒否するレスラーもいます。この件については今朝も取り上げたので、こちらの記事をご覧ください。
以下は上の記事の補足情報になります。
今回のサウジ興行への不参加が明らかになっているのは、ダニエル・ブライアン、ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン、そして、アリスター・ブラック。このうち、ブラック以外の3人がサウジ行きを拒否している理由はモラルの問題でした。ブライアンはサウジでの同性愛者の扱いに否定的で、イスラム教徒であるゼインが2018年4月のサウジ興行に参加できなかったことに憤っているとされています。そして、ゼインは引き続きそういった理由で、オーエンズは親友であるゼインに同調する形での不参加となります。
そんな中で、ブラックの不参加の理由は不明とされていました。しかし、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーによれば、ブラックもブライアンと同じモラルの問題でサウジ行きを拒否しているとのことです。
今後もWWEとサウジアラビアの関係は続きます。こういった理由で参加を拒否するレスラーがこれ以上現れることになると、流石に問題になりそうな気がするのですが……。
(Wrestling Observer Newsletter)