2016年のRoyal Rumbleにサプライズ登場し、NXTを経ずにメインロースターとしての活動を開始したAJスタイルズ。
彼はインディシーンの超大物でした。2000年代はTNAでサモア・ジョーやクリストファー・ダニエルズとしのぎを削り、2010年代は新日本プロレスでBullet Clubの2代目リーダーとして活躍。世界最高峰のレスラーとして誰もが認める存在でしたが、WWE入団は2016年まで実現しませんでした。
実際、彼にはWWEからのオファーが来ず、それがWWE入団が遅くなった理由のようです。BT Sportのインタビューの中で、彼は自身のキャリアとWWEについて、次のように語っています。
俺の成功がどういうものであるかということは、他人にどうこう言われるものじゃない。俺の成功の基準は俺が決める。WWEで仕事をしなくても家のローンを払うことができていたし、それで十分成功していたと言えたんだ。まあ、レッスルマニアに出場する機会がないのはちょっと残念だったけど、それでもOKだった。俺は自分自身のために頑張っていたし、WWE入団前の時点で俺はいろんなことをやってたんだ。みんなが思うよりもたくさんね。
(WWEからのオファーがずっとなかったことを疑問に思ったことはあるか、という質問に対し)疑問に思ったことはないね。一度もない。WWEが俺を必要しなかったということなんだろうと考えてたんだ。たくさんの選手がいる団体だし、AJスタイルズは必要ないんだろう、と。ダニエル・ブライアンだっているし、AJはいらないだろ?って思ってさ。それでよかったんだよ。
WWEでの彼の活躍は目覚ましいものがあります。彼と中邑真輔がWWEに移籍した2016年、2人が去った新日本プロレスではケニー・オメガと内藤哲也がビッグスターに成長しました。世代交代の成功例ですね。