新日本プロレスやROH、インパクト・レスリングで活躍したマイケル・エルガン。
彼は優秀なプロレスラーでしたが、バックステージでの言動や様々な危うい噂が流れたこともあり、キャリアは彼の思い通りには行きませんでした。タマ・トンガも彼に激しい怒りを見せています。
PWInsiderは、現地2月8日にエルガンがインパクトを相手に訴訟を起こしたことを報じています。
2020年に海外プロレス界を揺るがした「Speaking Outムーブメント(プロレスラーによる性的暴行などをSNSで告発する運動)」の中、エルガンはある女性に対して偽名で性的な写真を送りつけたことを告発され、団体から出場停止処分を受けました。しかし、処分が下されてから数日後、インパクトは「今後、エルガンがインパクト・レスリングの番組に出場することはない」と発表。エルガンは、「疑惑の調査が完了するまでの謹慎処分だ、と説明を受けていたのに」と主張しています。
また、インパクト副社長のスコット・ダモールから「もう番組に出さないという団体の決定は、何らかの調査結果に基づくものではない」とメールで伝えられたとも主張しており、これらを「契約違反だ」として団体に対して500万ドル以上の支払いを求める訴訟を起こしたのです。500万ドルという数字は「契約違反がなければ得られていたはずの経済的地位」としてエルガン側が見積もった数字です。
その他にも、2020年12月にノアからブッキングがあったものの、これをインパクトの判断でキャンセルされ、日本での評判を傷つけられたとも主張しています。
Speaking Outムーブメント以降、彼の名前をこうしたゴシップ的な話題でしか見なくなった気がします。新日本本隊の外国人エースだった頃の輝きを取り戻すことはできるのでしょうか…。
(PWInsider, Wrestling Inc)