ROHを買収したトニー・カーン社長。AEWのクリエイティブに関する最終決定権を持ち、NFLジャクソンビル・ジャガーズとプレミアリーグのフラムFCで共同オーナーを務め、多忙な日々を送る青年は、ROHをどのように導いていくのでしょうか。
PPV「Revolution」の記者会見の中で、彼は今後のROHのビジョンを語りました。
計画はたくさんある。[…]これからたくさん発表していくことになるよ。まだ予備段階だけど、Revolutionなどの準備に向けて忙しい時期だったからさ。言いたいことはもっともっとある。俺たちはROHで何をするのか?答えを出さなければならないことがたくさんあるんだ。
俺はプロレス団体としてのROHの運営を続けていきたいし、とても価値のあるテープ・ライブラリーを入手することもできた。どのようにコンテンツを提供していくかどうか、という点についてはまだ何も言えない。ライブラリーや過去のコンテンツだけではなく、これからのコンテンツを作っていくことにも、俺は興奮しているんだ。もちろん、他にも多くの収入源やグッズ販売戦略を作っていくことになるけど、これは我々にとって多くのチャンスを生み出すことになる。素晴らしいよ。戦略的に見ても、俺がAEWだけではなくROHも所有することになったのはとてもいいことだと思う。
ROHには素晴らしい歴史があり、俺はそれをリスペクトしている。歴史を受け継いでいきたいと思ってるよ。それこそが、俺が彼らと一緒に仕事をしたいと考えた理由の1つでもあるからね。彼らの口をふさぐようなことはしない。
俺はブッカーになるつもりだ。俺は若いレスラーを起用していく方針だし、ROHには若いレスラーがたくさんいる。AEWは非常に成功している団体で、うまくいっている。これからも成功を続けていきたい。ROHやAEWで活躍する可能性のあるレスラーを招聘するつもりでいるよ。
AEW+ROHのコンテンツを中心としたストリーミングサービスの立ち上げや、ROH独自のストリーミングサービス「Honor Club」がどうなるかなど、彼の立場的にまだ離せない情報もたくさんあるようでしたが、ポジティブな買収であることは間違いありません。ROHが今後もプロレス界で存在感を示していくためには、トニーの手腕が重要になっていくのでしょう。
(Fightful)