AEWのトニー・カーン社長によるROH買収は世界中のプロレスファンを驚かせました。インディシーンを支え続けた古豪はAEWの兄弟団体になります。
この買収により、トニーはROHの豊富なテープ・ライブラリーを得ることもできました。この件については業界の内外で様々なリアクションを巻き起こしています。AEWのCMパンクは、「WWEの最高責任者ビンス・マクマホンではなく、トニーが買収して良かった」と考えているようです。
PPV「Revolution」後の記者会見で、彼は次のようにコメントしています。
俺はROHを愛していた。かつての俺の映像が良い手に渡ってよかったよ。どれほど嬉しいか、言葉では言い表せないくらいだ。ライブラリーが誰かの手に渡り、大切に扱われることがどれだけ嬉しいことか!文字通り、自分の赤ちゃんが誰かの手に委ねられているような感覚なんだ。誰なら赤ちゃんを正しく育ててくれるか、良くしてくれるか、俺にはわかる。放っておかれることもなければ、操作性の悪いアプリで公開され、子どもたちへの報酬分配がない、なんてことも心配不要だよ。
(トニーが買収したことを知って)ホッとした。正直言って、俺のフッテージの買い手はトニーかビンスかのどちらかだっただろ?俺の映像をビンスの手に渡すのは嫌だった。彼は俺の映像をたくさん持っているけど、そのことで報酬が発生することはないしね。
パンクは、映像による収益を選手へ分配するためのWWEのシステムを批判したことがあります。選手はテレビ放送から収益を受け取ることはできず、DVDの売り上げの一部だけが手元に入る。そのことを今も快く思っていないのでしょう。
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