WWEによるプロレス界最大のお祭り「レッスルマニア」。
ショーが開催される週末は、開催地周辺に世界中のプロレス団体がやってきて独自のショーを開催するのが定番となっています。レッスルマニア・ウィークエンドはWWEに否定的なファンたちにとっても夢のような時間なのです。
しかし、AEWはこれまでに一度もレッスルマニア・ウィークエンドを利用したことがありません。インディシーンとの関わりが強いAEWが列に加わらないのは、トニー・カーン社長の意向が強く働いていることが原因です。
彼が買収し、オーナーに就任するROHは、テキサス州アーリントンでレッスルマニア38が開催される前日となる現地4月1日、復活興行「Supercard of Honor」を開催します。会場はレッスルマニア38の舞台からのそう遠くなく、まさにレッスルマニア・ウィークエンドの1つ、といった感じ。
Podcast番組「Busted Open Radio」に出演したトニーは、このショーの開催日時や場所を決めたのは彼ではなく、買収前にすでに決まっていたことだったと強調し、AEWがレッスルマニア・ウィークエンドを利用することはないと改めて強調しました。
俺が知っているPPVを開催する方法は1つだけ。できる限りのことをする、ってことだ。「Supercard of Honor」を素晴らしいショーにすることを約束するよ。もちろん、その時期にダラスにプロレスファンが集まることは知っている。俺がそういうところに行くのは今回が初めてなんだ。俺もAEWも、普段はやらないことだね。AEWはこれからも参加しないだろうし。
このショーはROHによって前もって予定されていたもので、チケットも販売されていたからさ。ファンにとって正しいことをするべきだと思ったし、ショーを開催してできる限り最高のものに仕上げたかった。敵陣に乗り込んで、その週末にショーを開催するのは異例中の異例だよ。こういうことは小規模な団体がやるもので、俺はやりたくなかった。
とはいえ、予定は入っていたわけだ。ファンのみんなにも賛同してもらえているし、100%のショーにしたいと思ってる。まさか、俺がレッスルマニア・ウィークエンドの話をすることになるとは思わなかったよ。