AEW・Dynamiteの最新回に登場したMJF。
団体への不満を募らせ、PPV「Double or Nothing」前日のファンイベントをドタキャンした後、開催地を発つ飛行機のチケットまで取ったという噂まで流れています。DoNではしっかりとウォードローのパワーボムをお見舞いされてストレッチャーで病院送りとなった彼ですが、Dynamiteでは怒りを滲ませた表情を浮かべつつリングイン。そして、伝説級のプロモを披露しました。
約8分間のプロモをかいつまんで説明すると…
まず、彼は本名の「マックスウェル・フリードマン」を名乗ってから語りはじめました。何度も素晴らしい瞬間を生み出してきたにも関わらず、リスペクトをまったく得られていないことへの憤りも明かしました。俺のレベルに達している奴はいない。元々期待されていなかったホームランを、満塁ホームランを毎週のように打っているのに!
彼の言葉はファンにも向けられます。かつて「MJFはプロレスができない」という批判があったことについては、自身の安全なスタイル、新日本プロレスを見ていないこと、相手を頭から落とさないことに言及しながら疑問を呈しました。
そして、彼はずーっと不満を抱えていた、AEWの深刻な問題点に言及します。それは、AEWには優秀な若手レスラーが多数在籍しているにもかかわらず、元WWEのスターレスラーたちを優遇し、大金を払ってでもロースターに加えたがる、ということ。元WWEレスラーの方が、生え抜きの彼よりも高額の報酬を得ていることについて、彼は「俺が元WWEならもっと良く扱ってくれたのか」と怒りを爆発させます。
最終的に、彼は「(契約が満了する)2024年まで待てねえよ。おい、トニー、俺をクビにしてくれ!クビにしてほしいよ!解雇しろ!」と発言。Fワードまで組み合わせてトニーへの思いの丈をぶつけました。ここでマイクの音声が打ち切られ、テレビの画面はいわゆる「しばらくお待ちください」映像に切り替わりました。完全な放送事故です。いや、もしかしたら台本があったのかもしれない、打ち合わせがあったのかもしれませんが、それにしても凄まじい内容のプロモでした。
放送が中断されている間、会場にはCMパンクが登場。ぶっちゃけプロモで伝説を作った先輩がやってきたのを目撃したMJFはリングを降り、観客席をかき分けて去っていきました。
Here is the entire MJF promo from #AEWDynamite. Says Tony Khan has been hoarding money to sign former WWE stars that can’t lace his boots and calls him “a fucking mark.” pic.twitter.com/mmqxGi2Ccz #AEW
— Aaron Rift of NoDQ.com (@aaronrift) June 2, 2022
虚実入り乱れた衝撃的なプロモ。MJFの夏は暑いです。サマー・オブ・パンクを超える現象が起きるかもしれません。もしそうなれば、WWEからのオファーはとんでもない金額になるかもしれませんね。トニー困ったね。