90年代のWCWを代表するトップスターで、現在はAEWで大暴れ中のスティング。試合数は多くないものの、彼がメンターを務めるダービー・アリンの試合中に場外乱闘になると、率先して危険なムーブを披露しています。高所からのダイブはAEW時代のスティングの代名詞ですね。
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63歳の今も身体を危険に晒し続けているレジェンドレスラーについて、周囲の選手たちはどう考えているのでしょうか?彼と一緒に仕事をする機会の多いハーディーズ(マット & ジェフ・ハーディー)は、クリス・ジェリコのPodcast番組「Talk is Jericho」の中で、スティングのヤバさにコメントしています。
マット: Revolutionでスティングたちと6人タッグマッチをやった時はスリル満点だったね(2022年2月開催の同大会で、マットはアンドラーデ&アイザイア・キャシディとトリオを組んでスティング&アリン&サミー・ゲバラ組と対戦した)。「ハイライトになるようなことををやる必要がある」って彼が言い出してさ、それで彼はバルコニーから飛び降りたんだよ。4台のテーブルに向かってね。マジ凄かった。あの試合では彼と絡む機会が多かったんだけど、彼とは2011年にTNAでちょっとだけ一緒に仕事をしてたんだ。
最高の男だよ、ほんと。変な感じはするけどね、だって彼は俺たちよりも何世代も前のレスラーなんだからさ。まだプロレスを続けていて、パフォーマンスすることにとても熱心だ。チャンスは逃さないし、他のレスラーたちの手助けもするし、意見も言ってくれる。彼は常に最高の姿勢で仕事に取り組んでいるから、一緒にいて本当に楽しいよ。彼と一緒に働けるなんて興奮するよな。
ジェフ: (3月に放送されたDynamiteでのアリン&スティング&ハーディーズ VS アンドラーデ&ザ・ブッチャー&プライベート・パーティ組で)高所にある窓枠からテーブルに向かってスワントーンしたんだけどさ、あれ大変だったんだよ。足場が1フィートもないようなところだったから。
ジェフ: でも、あの日のスティングは言ったね。「お前がやらないなら、俺がやるぞ。集団の上にダイブしてやる」なんてさ。
マット: ダービー・アリンがさ、「飛び降りられそうな超クールな足場を見つけたぞ。何人もの連中に向かってダイブできそうだ」って。そしたら、スティングのエンジンが掛かったのが誰の目にもわかるんだよ。彼は俺に対してかなりアグレッシブな感じで「マット、あそこから飛び降りたくはないだろ?どうだ?」って聞いてきたんだ。「まあ、フィットするならやるよ。俺の趣味ではないけど、絶対にやらないわけじゃない」と返したら、彼は「すまんすまん。要は、俺が飛び降りたいんだ。みんなが望むなら、やるよ」って言い出してさ。まあ、ジェフはダービーに半ば強制的に志願させられたようなものだよね。
レジェンドの存在は、職場に好影響を与えているようです。