AEWには怪我人が続出しています。
今日開催される新日本プロレスとの合同興行「Forbidden Door」には、ケニー・オメガ、ブライアン・ダニエルソン、CMパンクといった大物レスラーたちが出場不可能に。3人とも万全な状態であればショーで重要な役割を演じることが期待されていただけに、無念でなりません。彼ら以外にも、欠場に追い込まれているレスラーはたくさんいます。
Forbidden DoorでIWGP世界ヘビー級王座戦Fatal 4-wayマッチに挑むハングマン・ペイジは、「プロレスは怖い」と年々感じるようになってきているそうです。団体のこうした状況について、彼は次のように語っています。
怪我が原因で欠場しなければ、引退しなければならなくなった人たちや、ただただ酷い怪我をしてしまった人、一生付き合わなければならないモノを背負ってしまった人を身近に知っているんだ。プロレスは、見ている分には楽しい。ただ、ある意味、それが以前よりも楽しくなくなってきているのも事実かな。そういうことの重さを実感しているというか。
俺の身体は、若い頃よりも回復に時間がかかっている。だから、いろんなことを考慮に入れないと。プロレスをする周期が2〜3週間に1回とか、1〜2ヶ月に1回だったとしても、レスラーは全力でプロレスをしたいと思うだろうから、そのことを非難するつもりはないよ。
AEWは比較的激しいスタイルの団体で、レスラーたちはより大きな怪我のリスクと向き合わなければならない……。いわゆるアスリート・プロレスの弊害ですね。この路線を突き詰めたケニーは満身創痍の状態で2021年を駆け抜けた結果、肉体が100%に戻らないことを覚悟しなければならないようなコンディションにまでなってしまいました。今、怪我で欠場を余儀なくされているすべてのレスラーが無事に復帰できることを願うばかりです。