AEWの実質的なサブブランドになったROH。
2022年3月にAEW社長のトニー・カーンが買収した後、ROHの元所属レスラーたちやタイトルはAEWの番組内で何度も登場するようになりました。
ROH最高峰のタイトルであるROH世界王座はクリス・ジェリコが保持し、Dynamiteで頻繁にタイトルマッチを行なっています。これまでにない規模でROHの名前が全国放送のテレビ番組から聞こえてくるようになり、一部では「ジェリコはここ20年間で誰よりもROHに貢献している」という意見も。
しかし、ファンの中には「ROHに関連したプロダクトに時間を使いすぎだ」と感じているファンもいるようです。確かに、ROHのタイトルマッチはDynamiteやRampageで行われていますし、ジェリコが王者になってからのROH世界王座の存在感はかなり強くなっています。
こうした意見に対し、トニーはどう考えているのでしょうか?Podcast番組に出演した彼は、次のように持論を語りました。
俺がトライしているのは…AEWのテレビ番組の放送時間は週に3時間だから、DynamiteでROHにフォーカスするのはジェリコとROH世界王座に限定しようとしてるんだよ。
他のROHのタイトルはRampageやAEW Darkで行うようにしていること、「DynamiteでROHに時間を使いすぎ」という意見を「面白いな」と思ったこと、ROHロースターの起用とその継続はROHにとって実りのあることだと考えていること…。ROHへの考えがたくさん語られました。
ジェリコとROH世界王座はあらゆる面で充実したコンテンツになっています。トニーはROHを価値のあるコンテンツだと思っているようですし、これからも一定時間を使ってほしいです。もちろん、ROHのウィークリー番組の再開が一番だとは思いますが…。
(SESCOOPS)