アメリカ3大ネットワークの1つであるNBCとWWEは密接な関係があります。
RAWは長年に渡ってNBC系列のUSA Networkで放送されてきましたし、アメリカ国内でのWWE NetworkのコンテンツはNBC系の動画配信プラットフォームであるPeacockで独占配信されています。2021年1月に締結されたPeacockでの配信についての5年契約は巨額で、WWEは総額10億ドル以上の対価を受け取ります。
そうした関係もあり、Sports Business Journalは近い将来にNBCがWWEを買収する、と予想する記事を公開しました。
同誌は、2024年末に満了するWWEと各テレビ局の放送契約についての交渉が2023年春にスタートし、現在はFOXで放送されているSmackDownがNBC系列のテレビ局に移動するだろうと予想。これにより、NBCはWWEを完全に買収するための基盤を築くだろう…としています。2026年、Peacockについての契約更新を迎えるタイミングで何かが起こるかもしれません。
とはいえ、WWEの共同CEOを務めるニック・カーンは、社長時代に「売却の誘いはあるが、それに乗ることはない」と発言したこともあり、実際のところがどうなるかは分かりません。2022年7月には、AmazonやディズニーがWWEを買収するかも、という記事が出ましたが、こうした企業よりはNBCの方が理に適った「売却先」であるように感じます。
WWEを買収する可能性のある企業として、Amazon、ディズニー、Netflix、FOXらの名前が挙がる
先週金曜日にビンス・マクマホンが引退を発表した後、WWEの株価は上昇を続けています。 ビンス引退前にニック・カーン社長が「売却の誘いはあるが、それに乗ることはない」という趣旨の発言...
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