新日本プロレスのNEVER無差別級王座を保持しながらWWEへ復帰し、その後も両団体での活動を続けているカール・アンダーソン。
世界中のプロレスファンを驚かせた彼のWWE復帰は、当然新日本のオフィスを揺るがす事態に発展しました。
新日本の海外戦略に欠かせない存在のロッキー・ロメロは、親しい友人であるアンダーソンとWWEをめぐるストレスフルな状況について、ルネ・パケットのPodcast番組で振り返りました。
俺にとって、ストレスの溜まる状況だったよ。アンダーソンが、接触してきたWWEとやり取りを始めてからはね。試合の日程とか、いろんなことがあったから、ナーバスになっちゃってさ。彼はNEVER無差別級のチャンピオンだし。心配になった俺は、彼に「俺の頑張りを無駄にするのはやめてくれよな」と伝えたんだ。彼が新日本に復帰できたのは、俺の働きがあったからだから。良い条件で出て行った彼らを呼び戻すのに一役買ったんだよ。
結局、彼は「俺たち(アンダーソンとルーク・ギャローズ)は契約することにしたから、誰かがWWEと話をしなきゃならないんだ」って感じのことを言ってきた。誰かってのは、当然俺だよな。やったよ。向こうには向こうの起用プランがあったから、ちょっと混乱が生じたりもした。アンダーソンの出場が決まっていた11月5日の大会と同じ日に、向こうはサウジアラビアで大会をやるんだ。ブッキングの衝突が生じるのは明らかだったよ。
不安定な出だしだった。彼らはサウジアラビアへ行き、俺たちはそれを飲み込んで新しい日程を決め、デカいアングルをやることに決めた。それがベストな方法だと思ったし、すべてがうまくいけばいいとも思ったけど、どうなるかはわからない。最終的に、彼は新日本でタイトルの防衛に成功し、東京ドームでのレッスルキングダム17でタマ・トンガと戦うことになったわけだ。
お疲れ様でした…。ここで言えないいろんなこともあったのでしょうし、ロッキーには本当に頭が下がります。
(Fightful, Cultaholic)