2022年9月に起きたCMパンクとThe Elite(ケニー・オメガ、マット&ニック・ジャクソン)の大喧嘩。
ケニーの腕に噛み付いたパンク側のエース・スティールが退団し、パンク退団説が濃厚になり、当事者全員に出場停止処分が課されるという後味の悪い出来事でした。
副社長たちが巻き込まれたこの騒動について、かつて AEWで副社長を務めていたコーディ・ローデスが最新のインタビューでついに口を開き、持論を語りました。
朝起きたら、冗談抜きで63通のメッセージが来てたんだ。だから、俺やブランディ(妻)について何か言われたんじゃないかとすごく心配になったんだ。僕はできる限りのことをした。たくさんのことをやった。AEWには素晴らしい思い出があるんだ。だから、お互いに尊重しあってほしいよね。心配だったよ。
俺はマット、ニック、そしてケニーと素晴らしい関係を持っていたし、今もそうだ。この関係は、若い経営者たちによってテストされることになったけどね。プロレスに対して異なる意見を持つこともあったけど、俺たちの異なる意見こそが、プロレスを強くした。それが俺たちを成功に導いたんだよ。
俺はクロケットやオールドスクールをやりたいのに、彼らはPWGやウェストコーストをやりたがっている。最高だ。その争いが、私たちの絆を深めたんだ。俺たちがやったことで、俺たちは永遠に結ばれているよ。
また、パンクとは素晴らしい関係だった。彼とはよく夕食を食べたよ。AEWは俺のためにディナーを毎週注文してくれたんだ。俺のマネージメント特典の一つだったんだけどね。彼は知らなかったと思うけど、俺はいつも俺のツケにしていた。彼には、何かを得ていることを実感してほしかったから。
だから、俺たちはあまり話をしなかったけど、彼とは素晴らしい関係を築くことができた。彼が戻ってきたことをとても楽しみにしていたし、彼が戻ってきたときのことを思い出しても、みんなそのことで興奮していたんだ。
「誰かに責任がある」とは思っていない。ただ、あれを見るのは嫌だった。団体がこれからも成長し続けることを願っているから。そもそものミッション、なぜ俺たちがそこにいたのかを思い出してほしい。使命を知らない人が入ってくると、ああいうことが起こりかねない。使命を知らないとか、そういうことが言いたいわけじゃなくて、ただただガックリきたんだ。
タイトルを勝ち取れば、それは立派な業績になる。ロイヤルランブル戦に勝つのも同じだよ。オルタナティブ・プロレス・プロモーションを立ち上げることは、大きな業績だ。俺はそれを消したくない。消えて欲しくはない。
それに、みんなが思っているほどプロレスの仕事は多くないんだ。構造的に働いている人やインフラ、タレントは1000人くらいいるんだよ。俺はその人たちを誇りに思ってる。彼らが家族を養っていけるようにしたいし、それはとても大きくて重い状況だった。そのことを考えたら、あれはダメだろ。
パンクへ嫌なことを思ったりはしない。マットにもニックにもケニーにもトニー(・カーン社長)にも同じだけど、見ていてただただガッカリした。俺らが思い描いていたのとは違うんだ。All Inの精神を失ってはいけない。でも、あの瞬間、精神は失われたと思う。だからといって、もう取り戻せないというわけではないが、とにかく残念だった。
(Fightful)