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【AEW】チケットの売れ行きが不調なDouble or Nothing。原因は開催地ラスベガスのインフレとForbidden Door?

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AEWにとって、PPV「Double or Nothing」は特別なショーです。

2019年5月、AEWはラスベガスのMGM Grand Garden Arenaで旗揚げ興行「Double or Nothing」を開催。コーディ・ローデスとダスティン・ローデスの兄弟対決は想像を遥かに超える名勝負となり、団体の幕開けに相応しいドラマチックな試合となりました。その後、AEWはDouble or Nothingを春に開催するPPVの名称として使い続けています。

現地5月28日に開催される今年のDouble or Nothingでは、若手4本柱(MJF、サミー・ゲバラ、ダービー・アリン、ジャングル・ボーイ)によるAEW世界王座戦が行われるほか、The Elite(ケニー・オメガ、ヤング・バックス、ハングマン・ペイジ)とBlackpool Combat Club(ジョン・モクスリー、ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ、ウィーラー・ユウタ)によるAnarchy In The Arenaマッチなど、魅力的なカードが用意されています。

しかし、チケットの売れ行きはよくありません。これまで、Double or Nothingは2019年と2022年大会でチケットが完売しました。2023年大会もチケットの売れ行きに期待がかかっていましたが、レスリング・オブザーバーによれば、現時点で約9,800席の座席に対してチケットは約7,300枚程度しか売れていません。

その理由として指摘されているのは2つのネガティブなポイント。まず第一に、開催地ラスベガスのインフレぶりがファンのチケット購入意欲を削いでいるようです。ホテルや飛行機のチケットなど、あらゆる価格が高くなっているため、ファンは消極的になっているのかもしれません。

そして、2つ目のポイントとして、AEWと新日本プロレスが6月に開催する合同興行Forbidden DoorがDouble or Nothingよりも大きなショーだとみなされていることも、Double or Nothingを魅力的に感じられない要因になっているようです。Forbidden Doorではプロレスファンが夢見るドリームカードがいくつも実現することが期待されています。

8月に開催されるイギリス大会All Inはチケットが7万枚近く売れていますが、アメリカで大会場の客席を埋めるにはいろんなことを熟考していかなければならないようです。

(Wrestling Observer, Cultaholic)

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