メキシコの団体AAAのビッグイベントTriplemaniaに参戦し、エル・イホ・デル・ビキンゴとシングルマッチで対戦したケニー・オメガ。彼は試合後に抗争中のドン・キャリス&竹下幸之介から襲撃を受け、そこである事件が起きました。
ケニーと竹下が揉み合いの喧嘩をしている最中、それをそばで見ていたキャリスは何者かによって羽交い絞めにされ、地面に倒されたのです。これにより、彼は首や足首を負傷し、病院に搬送されたとされています。
本件についてキャリスは公式に発言しておらず、彼を襲撃した人物についての情報も錯綜しました。AAAのクリエイティブを担当しているコナンは、自身のPodcast番組で、世界中のプロレスファンを驚かせたこの事件について次のように語りました。
ドンは記者に襲われた?それは不正確な情報だな。AAAの大ファンだという人物によれば、襲撃犯はフォトグラファーだったらしい。俺は「これも違う。どうしてそう思ったのかがわからない」って感じだね。
あの時、何が起きたのか?インタビューを受けていたケニーに対し、竹下が後ろから襲い掛かったんだ。ドンがケニーを口撃し、ケニーは彼を追いかけようとした。竹下がそれについて行き、ケニーに襲い掛かった。この場からみんなを引き離すために、我々は警備員を配置していたんだよ。
ドンを襲ったクソ野郎は、プロモーターの話によると、プロモーターの警備をしていたんだ。プロモーターが現場の警備員たちと仲が良かったから、現場まで挨拶に行ったんだな。だからクソ野郎もあの場にいたわけだ。
俺はあのセグメントをプロデュースする立場だったからその場にいて、カメラが何を撮らなければならないかを確認するためにカメラを見てた。そしたら、突然ドンが「何なんだ」と言うのが聞こえた。クソ野郎が彼を床に倒し、首を絞めようとしている。なんであのクソ野郎が絡んでくるんだよ?立ち上がったドンは唇が切れ、スーツが破れていた。「素人の仕事か?なんてことだ」と言ってたよ。
俺は唖然としてしまって、自分が見たものを信じられなかった。クソ野郎は姿を消していた。俺は「ドンにあんなことをした奴がファッキン会場から立ち去る前に見つけなければ」と思い、彼を探し出してメチャクチャに叱りつけ、クビにさせたよ。俺の部下があそこにいなかったのは、クソ野郎にとって幸運なことだったな。絶対ぶっ飛ばされてたと思う。というわけで、襲撃犯はフォトグラファーじゃないよ。
襲撃犯は事情を知らなかった警備員で、彼はクビになった。コナンの部下が現場にいたら、襲撃犯はその場でボコボコにされていたかもしれず、それに対して反撃していればもっと大きな事件に発展したかもしれません。コナンが言うように、部下がいなかったのが襲撃犯にとって幸運だったのはもちろんですが、その場にいた全員、AAA・AEW関係者にとっても幸運だったかもしれません。
(Fightful)