東京オリンピックのレスリング男子フリー125キロ級で金メダルを獲得し、2021年にWWEと契約した将来のビッグスター候補、ゲイブル・スティーブソン。
ニック・カーンCEOやHHHをはじめ、WWE上層部はスティーブソンの将来性に大きな期待を寄せています。しかし、契約後の彼は順調にデビューへ進んでいったわけではありません。
2022年9月、彼はWPW(ウォルフ・パーキンソン・ホワイト)症候群という病気の治療のため、心臓の手術を受けました。心拍が早くなる先天性の心疾患で、彼が東京オリンピックへ出場する前から診断を受けていたといいます。WWEは一流の心臓専門医を彼に紹介し、手術は無事に成功。2023年に入ると、彼はNXTでデビューに向けた動きを加速させていきました。
【WWE】心臓の手術を受けたゲイブル・スティーブソンがトレーニングを再開。東京オリンピック金メダリスト
開催された東京オリンピック・レスリング男子フリースタイル125キロ級にアメリカ代表として出場し、金メダルを獲得した22歳のゲイブル・スティーブソン。 2021年9月にWWEと契約し...
レスリングの強者である彼には、いくつかの道がありました。1つは、全米大学体育協会が主催する大会への出場権があと1年残っていることから、今後もアマレスの世界で腕を磨き、2024年にフランス・パリで開催される夏季オリンピックへの出場を目指すこと。そして、もう1つはNXTに残ることです。
NXT最新回に登場した彼の前に立ちはだかったのはバロン・コービン。「NXTに来るな。さもないと、お前が経験したことのないもの…『失敗』を味わわせてやるぞ」と脅すと、スティーブソンは「お前のおかげで決断が簡単になった。現地7月30日のThe Great American Bashでお前と戦う」と宣言。コービンにスープレックスを2回決め、意気込みをアピールしました。
ついに実現する超トッププロスペクトのデビュー戦。どんな相手になるのか…。カート・アングルの引退試合を務めたコービンがデビュー戦の相手というのが、またなんとも。
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