2023年にAEWへ移籍したジェイ・ホワイト。試合巧者であり、素晴らしいプロモスキルを持つ彼は、アメリカのテレビ番組への出演にうまく適応している印象です。
6月から放送が始まったCollisionの中心的レスラーの1人として活躍しているジェイ。先日放送された番組では、Bullet Club Goldの仲間であるジュース・ロビンソンとタッグを組んでFTRの持つAEW世界タッグ王座に挑戦。60分を超える激闘の末に敗れましたが、レスリング・オブザーバーのデイブ・メルツァーから「テレビプロレス史上最高のタッグマッチかもしれない」と高い評価を受けました。
彼と同様に新日本プロレスからAEWへ移籍したオージー・オープンのカイル・フレッチャーがテレビ番組での試合への適応に悩む中、ジェイはいきなり結果を出しています。
しかし、以前も彼にいちゃもんをつけていたAAAのコナンは、AEW移籍後の彼の活躍や起用法に改善点があると考えているようです。自身のPodcast番組の中で、彼は次のように語りました。
あの番組でどれだけのレスラーが正しく起用されていないと思う?WCWを思い出すよな。ディスコ・インフェルノもそうだし、レイ・ミステリオもそうだし、クリス・ジェリコもそうだし…ミッドカードで戦っていたみんなを思い出してみろ。彼らがああいう評価しか受けられなかったのは、彼ら自身の責任じゃないよ。
ジェイが正しく起用されていないのも、完全に彼の責任だとは言えない。何故なら、彼は団体から求められていることをうまくやっているからね。(試合についての仕事は上々だが)彼は、他の誰よりも目立つようなキラー・プロモができていないんだよな。
試合で結果を出しているのは間違いない。あとはプロモで実力を見せることができれば…。CMパンクというプロモの達人がいるCollisionの顔になるためには、パンクに匹敵するマイクスキルの持ち主であることをアピールしなければならないでしょうね。