WWEには多くの人気スターが在籍していますが、その中でもブレイ・ワイアットはグッズの売上高が特に高いスターです。しかし、彼の近年の活動はなかなか思い通りに行きません。
2021年夏、WWEは彼を解雇するという大きな決断を下しました。健康面の問題や高額の年俸、彼とビンス・マクマホンの愛憎入り乱れた関係がその背景にあった、と報じられています。「ビンスがWWEからいなくなるまで、彼の復帰は実現しない」という噂まで流れたほど、2人の関係は複雑です。
そんな中、ビンスがスキャンダルによって一時的にWWEから引退した2022年10月、彼は待望の復帰を果たします。彼の働きを高く評価していたHHHがクリエイティブの新責任者に就任したということもあり、彼が再びWWEのトップスターとして活躍していくことを誰もが願いました。
しかし、彼は2023年3月に健康問題が原因とされる謎の長期休暇へ突入し、レッスルマニア39への出場も叶わず、現在に至るまで復帰は実現していません。報道によれば、彼の復帰は想像以上に困難な状況で、復帰の目処は立っていないそうです。
こうした彼の状況に対し、「メキシコのご意見番」AAAコナンが苦言を呈しました。自身のPodcat番組の中で、彼はワイアットについて次のように語りました。
俺はブレイ・ワイアットの大ファンなんだよ。でも、彼はトラブルが多すぎるな。試合は良くないし、彼がどれだけクリエイティブだとしても、彼がやっていることに300万ドル(約4億2000万円)も払うのか?ああ、彼を追い出そう。
WWEは、レッスルマニア39の後で「新ワイアット・ファミリー」を発足し、ボー・ダラスやエリック・ヤングの参加を計画していました。また、アレクサ・ブリスとの関係を復活させることも計画されていたといいます。しかし、ワイアットの復帰は目処が立たず、ヤングは2023年4月にビンスがクリエイティブへ復帰したことを嫌がって退団。アレクサは妊娠し、長期欠場となりました。
復帰にどの程度の時間がかかるかによって、彼をめぐる状況はさらに悪化するかもしれません。コナンが言うように、退団させるかはともかく…。